新型コロナウィルスのニュースが、連日報道されています。不安に感じている方は多いのではないでしょうか。
しかし発生地域や感染者人数は報道されますが、じゃあ今なにすればいいの?ということはあまり報道されていないので、きちんとしたソース付きで(重要)まとめてみました。
不安を煽るようなニュースに、恐怖を感じるかもしれませんが、現状(2020/1/24)まだ国内が大惨事というわけでは有りません。
まず現時点で国内の感染者は2人しか見つかっていません。(2020/01/24当時 最新の情報は厚生省HPを御覧ください)
そして二人とも中国からの渡航・帰国者です。
(参照:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200124/k10012257131000.html)
もちろん情報がアップデートされる確率はありますが、現時点でパニックになる必要はないでしょう。
WHO(世界保健機関)も、現時点では「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」にはあたらない、としています。
委員会のあとに記者会見したWHOのテドロス事務局長は中国でのヒトからヒトへの感染は主に家族や患者の治療にあたる医療従事者にとどまっているほか中国の外ではヒトからヒトへの感染が確認されていないなどと指摘し、「国際的な緊急事態にはまだなっていない」と述べて、感染がほかの国でも拡大するおそれがある「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」には現時点ではあたらないと発表しました。
もちろん、情報のアップデートや、ウィルスの性質が変化することはありえます。警戒・予防は依然していきましょう。
基本的に警戒の仕方は、インフルエンザと同じ方法でいいかと思います。
インフルエンザ対策と同様の咳エチケットや手洗いなどの感染対策を行いましょう。
参照:http://idsc.tokyo-eiken.go.jp/diseases/2019-ncov/
特にインフルエンザについては、毎年1月後半~2月中旬が感染のピークを迎えます。
人が感染症に罹患するときは、抵抗力が落ちたときです。インフルエンザに感染してしまうと体の抵抗力は著しく低下します。
国民の皆様におかれましては、過剰に心配することなく、マスクの着用や手洗いの徹底などの通常の感染症対策に努めていただくようお願いいたします。
(参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html)
ここでインフルエンザがどのような経路で感染するのか、おさらいしてみましょう。
インフルエンザに感染した人が、くしゃみや咳をします。
その飛抹と一緒に放出されたウィルスを、口や鼻から吸い込んだ場合感染します。
またくしゃみや咳を手で抑えた感染者が、周りのもの(ドアノブやつり革)に触れます。
その触ったものを、再度あなたが触ります。 この時点ではまだ感染していません。手からウィルスが入り込むことは考えなくていいです。
問題はそのまま顔に触った場合です。鼻・口・目等、顔にはいくつかの粘膜が露出しています。
唇を触った後、舌でなめたりするとウィルスはそのまま粘膜に付着します。
インフルエンザで「手洗い」を徹底するよう言われるのはこのためです。
なお、爪は特に”ウィルスの運び手”として優秀です。指先で粘膜に触れやすい上、洗いにくいのです。
しっかり切っておきましょう。
(参照:https://www.gov-online.go.jp/useful/article/200909/6.html)
マスクについては、ウィルスに対して完全な予防効果はむつかしいのですが、
もし自分が保菌者だった場合、他の人への感染を防ぐ事ができます。
万一体調が疑わしい場合は、必ずつけるようにしましょう。
(参照:https://www.gov-online.go.jp/useful/article/200909/6.html#seciton5)
現時点ではこれが一番大切な部分かもしれません。
コロナウィルスの情報を、あなたは一番どこで目にしていますか?
twitter等のSNSタイムラインからですか?
twitterでは、真偽不明の情報が大量に流れています。
中にはショッキングな映像や不安を掻き立てる情報もあり、しかもそのようなツイートほど、RTやいいねを集めています。
しかしそれらの情報の多くが、信頼できる情報源を元にしていません。
私が経験した熊本地震のときもそうでしたが、別の災害のニュースや画像・映像を今起きていることとしてツイートしたり(ライオンが逃げた等)、
「政府が○○と言っていたとのこと」とか「現地の人は✕✕と言っているが、日本のメディアは報道していない!」等、注目を集めるため真偽不明の情報が大量に流れてきました。
そして時に認証マークのついた地位ある人(専門家や政治家)ですら、そのようなツイートをリツイートしたり、自ら語ったりすることがあります。
SNSが有用な情報ツールであることは確かですが、twitterは誰でもアカウントを作れる、140文字のコミュニケーションツールです。
信頼できる情報を取得する情報源としては、まったく不向きです。
では、どこに情報を求めればいいでしょうか。
まず一番にあたってほしいのは、政府機関のホームページです。
特に感染症の場合は、厚生労働省のトップページからウィルス関係のページへのリンクが目立つ位置にはってあります。
参照:https://www.mhlw.go.jp/index.html
「このサイトが政府関係の機関なのかわからない…」という場合は、サイトのアドレスを御覧ください。
「go.jp」というドメインは、政府機関・各省庁所轄研究所・独立行政法人・特殊法人にしか所有が認められていません。
次に当たるべきは、NHK等のニュースサイトです。
基準としては、テレビ局を持っている会社のニュースサイトならば、まだ信用してもいいかと思います。
ここで気をつけてほしいのは、ニュースサイトっぽいデザインをしているからと、どこでも信用したり、シェアしたりしないでください。
ニュースサイトっぽいデザインのサイトは、誰でも作れます。
異星人の襲来やノストラダムスの予言について、大真面目に報道しているニュースサイトもあります。
なお、その点で言えばあなたが読んでいるこの記事も、私がただまとめているだけですので、100%鵜呑みにすることは不適切ですね。
ただしこの記事では、情報源としてるサイトにリンクを貼り、更にリンク先はNHKか、go.jpのドメインしか載せていません。
もちろん私が歪めている可能性もありますので、必ず情報源を見に行くようにしてください。
こういった暗いニュースや、不安を掻き立てるニュースを見る時、情報を取り入れすぎると気が滅入ってしまいます。
地震や悲惨な事件が起こった際、長時間ニュースと向き合いすぎて、気分を損なってしまう人を散見します。
大切な情報は先程のように、主要なサイトで簡潔にまとめられています。
それ以外の情報は、これから中国に渡航を予定している人でもない限り、そこまで必要ではないでしょう。
※情報のアップデートは行う予定ですが、最新の情報については、記事にも書いております通り信頼できる機関をご参照ください。