デジタルマーケティングの面で、正直日本は先進的ではありません。
日本を代表するウェブショップといえば、楽天市場ですが、ここ10年で特に変化はありませんでした。
送料無料にしようと頑張っているようですが、その負担がすべて出品者に行く以上あまり成功するとも思えません。
クックパッド等、注目されていたWEBサービスもいくつかあったのですが、残念ながら赤字に苦しんでいる会社も散見されます。
しかし世界を見ると、デジタルマーケティングの分野は着実に進歩しているのです。
残念ながら日本は後追いの立場になりますが、デジタルマーケティングの最前線手法をいくつか取り上げます。
AmazonEchoやGoogleHomeを活用しておられますか?
日本では一部のエンジニアや新しもの好きのおもちゃ、というイメージですが、アメリカでは成人の25%以上がスマートスピーカーを所持しています。
そして、Alexa等を相手に足りなくなった洗剤を頼んだり、知りたいレシピとその材料を注文してもらったりしているのです。
なんとこの音声検索市場、2020年内に4.5兆円規模になるのでは、という予想すら出ています。
「日本語」というハンデのために出遅れた感がありますが、必ずこの流れは日本にも到来します。
BtoCの皆さんは、自サイトを音声検索にも対応できるようにしておきましょう。
度々述べている通り、現在の消費者はその行動指針にSNSを据えています。
何か気になったとき、Googleで検索するのではなく、twitterやInstagramで検索しているのです。
これをマーケティングに活かさない手はありません。
ネットショップを持っておられるなら、必ずInstagramのショッピング機能を使いましょう。
見た人は、商品の画像からショップページにすぐ飛ぶことができます。
リンクを本文に貼っておけばいい、と思うかもしれませんが、1クリック必要なごとにユーザーの4分の3が消えることを覚えておいてください。
大手企業が、今こぞってARマーケティングを行っているのをご存知ですか?
例えばIKEAは、家具を自分の部屋においたとき、どのような見栄えになるか、シミュレーションできるアプリを配布しています。
買って、届いたはいいがいまいち部屋に合わなかった…という不幸をなくすことができるのです。
不動産関係でもVRは流行っていますね。
部屋の内覧をVRで済ませることができれば、内覧に時間をかける必要もなくなります。
(なおこれらのVRコンテンツは、CUBEでもご対応が可能です)
これらのAR・VRコンテンツは、重要なメリットがあります。
それは、単純に見るのが楽しい、という強力な魅力です。
まったく家を買う気がないのに、家の広告をひたすら見せられたり、必要もないのにカードローンの広告が出てきて、うんざりしたことはありますか?
パーソナライズ広告によって、その「広告に対する嫌悪感」はだんだんなくなってくるかもしれません。
パーソナライズ広告は、個人個人に対して、マッチした広告を配信する手法です。
今までも年齢や性別程度の情報を推定し、広告を出し分ける技術はありました。
しかしパーソナライズ広告は、もっと細分化された広告です。
例えばあなたの趣味、これまで購入した物、好きな俳優・芸能人、こっそり熱中しているもの等、それらの情報が広告として出るのはどうでしょうか。
まったく関係のない広告より、惹かれるのではないでしょうか。
あなたは広告にうんざりしない、企業は広告を嫌悪されない。まさしくWIN-WINなマーケティングですね。
もちろん個人情報の問題もあり、超えなければいけないハードルもあります。
しかし、消耗する品を注文されたお客様に、買い替え時期をお知らせし、プロモーションをかける。
そのようなマーケティングも、パーソナライズマーケティングの一つです。
そしてそれはWEBの力を使って、自動的にできるかもしれません。
これらの取り組みは、アメリカ等でもまだ挑戦中のものがいくつか含まれています。
個人情報の壁や、技術的な問題等は急な解決が望めません。
しかし確実にマーケティングの技術は進歩しており、ここ数年でその姿を変えようとしています。
5GやAIの進歩により、今後5年間は今まで以上の変化が起きることでしょう。
その時その進歩についていけるかどうかは、会社の未来を決める大きな要素です。
これらのマーケティング手法について、必要でしたらぜひCUBEにご相談ください。
現在の販売状況等から、取れる施策をご提案致します。