コロナウイルスに伴う外出禁止令に伴い、リアル店舗の売上は急減しています。
大手デパートはこの時期、毎年かきいれ時を迎えますが、今年は20%~40%程売上を下げているとのことです。
外国人購買層はほぼいませんし、多くの人は外出を自粛しています。当然といえば当然の結果です。
一方で、本来そこに流れるはずだったお金はどこに行っているのでしょうか。もちろん溜め込んでいる部分もありますが、ネットショップに流れている金額も少なく有りません。
例えばユナイテッドアローズは、店舗の売上が-5.7%に減少しましたが、一方でネット通販では+18.7%と売上が急増。このコロナ不況の中でも、年々度の同月に比べ+1.8%の売上増を記録しました。
これは日本だけではありません、例えばイギリスのスーパーマーケットOcadoでは、注文が殺到したため1週間の配達枠を使い切ってしまったとのことです。(現在注文する人は配送が1週間後になります) あまりにオンラインショップを使う人が多いため、イギリス政府は夜間配送の緩和やドライバーの勤務時間拡大を検討しています。
このオンラインショップの盛り上がりには、「店舗に行けないからネットで買う」という以上の意味合いがあります。
家の外にいるすべての娯楽が、現在ほぼ停滞しています。
ライブ会場に行ったり、スポーツ観戦に行ったり、ジムで体を動かしたり、名所に遊びに行ったり、そしてリアル店舗でお買い物をしたりと、それらすべてに費やしていた時間やお金が浮いているのです。
消費者は自宅で過ごすことを余儀なくされていますが、どういったことをして過ごすでしょうか。
ゲームや映画を見る人は多いかもしれません。実際それらの業種は売上を伸ばしています。しかしそれだけではありません。
ネットショップ巡りも「可処分時間」の消費方法としては上位に入る選択肢です。ネットショップを閲覧し、商品を探す、今このような状況下では主要な娯楽です。
そのような「娯楽」としてオンライン販売を提供するには、どのような仕組みが必要でしょうか。
AmazonやYahooショッピング等のプラットフォームは、あまり向いていません。これらは知っている商品を最速で購入させることに最適化しています。
もしあなたが、誰でも知ってるような商品を扱っており、仕入れ価格も、Amazon等に手数料を支払った上でなお儲かる、というのであればAmazonで販売することもいいかもしれませんが、もしオリジナル商品を扱っているのであれば、あまりAmazonはおすすめできません。
今、そしてこれからの時代に必要なのは、「可処分時間」を消費するに値するネットショップです。見るだけで購買者を楽しませ、時間を使ってでもいい商品を選びたいと思わせることが必要です。
例えば食品なら、その食品に会うシチュエーションや、どういったアレンジ方法があるのか、または素材に以下にこだわっているのか、エピソードを交えてコンテンツを作ることができます。写真をふんだんに使ってもいいですし、動画を埋め込んでもいいでしょう。
こういった工夫は、拡張可能なオリジナルネットショップでしか難しい施策です。
(プラットフォームにも一部コンテンツ拡張可能なものはありますが、ドメインが大本のドメインになるため、検索に掛かりづらくなります)
といってもコロナウイルスが終息したら、元に戻るのでしょう?と思うかもしれません。結局はネットショップではなく実店舗に戻るのだろうと。
しかしそうとも言えません。多くの人が今回ネットショップに慣れ始めました。今までネットショップではなく、実店舗で購入することを習慣にしていた人も、ネットショップで購入する選択肢が増えたのです。
もちろん多少は実店舗へ客足が戻るでしょうが、ネットショップの拡大も続いていくでしょう。
そして多くのサービスが、可処分所得の奪い合いから、可処分時間の奪い合いに入っています。 顧客の購買パターンが変化しているのです。シフトされるのであれば早いほうがいいでしょう。
更に国の政策により、現在ITツールの導入に対し、2分の1が補助されます。
これは生産性を向上するため、クラウド等のITツールに対して国が助成金を出す制度です。
このIT導入補助金とは、本来5月ぐらいに始まる予定だったのですが、景気悪化の影響を受けた中小企業への救済策のため、急遽今月半ばよりスタートしました。
このITツール内には、ネットショップ導入も含まれているため、オリジナルネットショップを制作される場合には、今のタイミングをおすすめいたします。
株式会社CUBEでは、消費者の購買プロセスを意識した戦略的なネットショップ制作が可能です。
IT導入支援事業者として採択されておりますので、IT導入補助金の申請をサポートいたします。
まずはお問い合わせくださいませ。