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米ゴールドジム、破産申請するも「廃業はしない」 フランチャイズ継続のため、日本への直接的影響は無し

世界的に有名なトレーニングジム、「ゴールドジム」のアメリカ法人「Gold’s Gym」が4日月曜日、破産申請したとのニュースが流れました。
同社はコロナウイルスによる感染拡大を防ぐため、所有する店舗の内、30の店舗を閉めていましたが、そちらは完全に閉鎖するとのことです。

フランチャイズ事業は継続(日本のゴールドジムについは、普通に考えれば影響はない)

同社は以下の声明を発表しています。

“The global COVID-19 pandemic spurred us to take immediate action, including the difficult but necessary decision to permanently close about 30 company-owned gyms, to maintain the strength and growth of the potential of the brand as well as ensure the continued viability of the company for decades to come. We have been working with our landlords to ensure that the remaining company-owned gyms reopen stronger than ever coming out of this pandemic.”

https://www.wfla.com/news/national/golds-gym-files-for-chapter-11-bankruptcy-due-to-coronavirus-pandemic/

世界的なコロナウイルスの大流行の最中、(ゴールドマンジム)ブランドの強さと成長を維持し、今後何十年にも渡って会社の永続的な存続を保証するため、約30の直営ジムを永久的に閉鎖するという、困難ではありますが必要は決断を含めて、私達は即急に行動を起こすことにしました。
私達は、残りの直営ジムがこのパンデミックの影響の中でも、これまで以上に強くなって再開できるよう、店長達と協力しています。

今回の破産により、直営の店舗のうち30あまりは閉鎖することになりますが、日本法人や、その他フランチャイズ契約を結んでいる店舗に関しては、今回の破産申請は特に影響を及ぼすものではありません。
もしあなたが日本のゴールドジムの会員だとしても、特に影響はないでしょう。
(なお現在ゴールドジム日本法人のサイトは、アクセスが殺到し繋がらなくなっています。)

また今回の破産申請により財政再建を目指し、「2020年8月1日までに、第11章(破産申請)の反対側にいることを望んでいる」と同社はコメントしています。

倒産ニュースで気をつけるべきこと

コロナウイルスにより、スポーツジム等のフィットネス業界は確かに苦境に立たされています。

その他飲食や旅行代理店等も苦境に立たされていますが、本来、こういった災厄が起きてすぐには、多くの企業は倒産しません。

通常、店舗の家賃が支払えない、人件費が支払えない、という状況になったとき、企業は破産しますが、それには猶予があるからです。
もし5月に破産する場合、すでにある程度の不渡りが出ていたか、再編を見越したり、資金を失うのを避けるため、計画的に破産しているかです。(そしてゴールドジムは後者であることを表明しています)

ただしもちろん今回のニュースを楽観視はできません。
すでに米ゴールドジムは、4600人のスタッフを解雇したとのことです。
同社は8月までに再編することを約束していますが、それが可能かどうかは今後のコロナ禍に大きく左右されるでしょう。

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