ニューメキシコ州で10代の青年、ホセがATMに立ち寄った際、驚くべきものを見つけました。
135,000ドルもの紙幣が、透明な袋に入ってATMに放置されていたのです。
ホセはその大金を前にしても、正しく行動しました。すぐに警察に通報して、もとの所有者のもとに還るようにしたのです。
彼はこのように述べています。
“In the back of my head, I was just thinking about my parents, especially my mom. What she would do if I came home with the money and what she would do with her chancla to hit me,”
https://www.fox13news.com/news/teen-invited-to-apply-for-police-job-after-finding-135000-in-cash-on-the-ground-and-turning-it-in
頭の中では、両親のこと、特に母のことを考えていました。
もし渡したお金を持って家に帰ったら、母はどうするだろうか…と。
母はチャンクラ(スリッパ)で私を殴ると思いました。
放置されていたお金は、街の業者がATMに入金しようとしたまま、置き忘れたものだったとのことです。
ホセはメキシコのコミュニティカレッジで刑事司法を勉強し、法執行機関でのキャリアを目指していました。
今回のことでホセは警察学校の署長と、市長から功績が認められ、表彰されました。
また彼には電力会社からの500ドルの小切手、地元のレストランからのギフトカード、地元の大学のフットボールゲームのシーズンチケット、地元有名サッカー選手からのサイン入りボール等が贈られました。
彼の良い行動を知るために、少し知って置かなければいけないことがあります。
ニューメキシコ州は、アメリカの中でもワーストを争うレベルで治安が悪い地域です。
多くの貧困層も住んでいるため、もし見つけたのが彼でなかったら、お金はそのまま行方知れずになっていた可能性も十分にあります。
ホセのしたことは表彰に値する立派なことでした。
そして彼には、警察署長より、公安担当官としての仕事に応募するようオファーが行われたとのことです。