ロケットを飛行機で空まで持っていったほうが、燃料等の点で得なのでは、と考えたことがありますか?
実際のところ、打ち上げリスク等もありますし、打ち上げ用飛行機の運用コスト・搭載量の上限等の点でなかなか実現には至らなかったのですが、ついに今週土曜、Virgin社が打ち上げ実験に挑みます。
例えば飛行機からの打ち上げの場合、天候に左右されません。
通常の発射台からの場合、強風や雷が起きればそれだけで延期せざるを得ませんが(そして度々延期していますが)、雲の上の成層圏から打ち上げることでそれらのトラブルを回避することが出来ます。
また、発射台の異常などにより、ロケットにトラブルが起きることを防げます。
飛行機からの打ち上げの場合、一旦ロケットが分離し、自由落下した後エンジンに点火が行われるので、ロケット本体が正常に機能しているなら、当初のスケジュール通りに打ち上げることが可能になるのです。
vigin orbit社の打ち上げ実験は、太平洋標準時で5月23日(土)の10時から(日本時間では24日(日)の3時から)行われます。
なお、ライブ配信等は残念ながら行われないとのことです。