近年、夏が昔よりも暑いと思うことはありませんか？
それって実は地球温暖化が原因かも。
本記事では、知っているようで知らない地球温暖化と、地球温暖化が我々の生活にどう影響するのかについてやさしく解説します。
地球温暖化の主な原因は、温室効果ガスが増えていることが原因と考えられています。
温室効果ガスとは、空気に含まれる二酸化炭素などのことです。
この二酸化炭素を含む温室効果ガスが地球の周りを包んでいるため、地球の熱が地球から逃げにくくなります。
結果として地球が冷えず温暖化が進むのです。
では具体的に、地球温暖化で地球はどのように変化すると予測されるのでしょうか。
順番に解説します。
海外の報告書によると、2081年から2100年の世界の平均地上気温は、1986年から2005年の平均よりも0.3度から4.8度上昇すると予測しています。
0.3度の上昇にとどまるケースでは、2100年までに温室効果ガスの排出をほぼ0にした場合、逆に4.8度上昇するのは温室効果ガスを今まで通り排出した場合の予測です。
予想１．と同様の報告書では、海面水位も26センチから82センチ上昇すると予測されています。
海沿いの海抜ゼロメートル地帯では、水没するところも出てきます。
海洋酸性化は、地球の大気に二酸化炭素が増えることで、海に吸収される二酸化炭素も増え、結果として海水が酸性化してしまうものです。
海洋酸性化の影響は人類が初めて直面する問題で解明されていないことが多くあります。
そのため将来どんな影響が出てくるのか現状では不透明です。
予測１．予測２．と同じ報告書では、21世紀中に北極海の海氷が減少することが予測されています。
温室効果ガスを今までどおりに排出した場合、21世紀の半ばまでに北極海域の海氷がほぼ無くなる可能性が高いのです。
上記のように地球温暖化が進んだ場合、我々の生活に同影響するのでしょうか。
まず、気温上昇により夏が熱くなり、熱中症や海面水位の上昇や海氷の減少により世界で洪水がおこるおそれがあります。
加えて、農作物は今までの気温を見込んで栽培されていますから、気温が上昇すると農作物の不作にもつながります。
このように地球温暖化は我々の生活に大きな影響が出るものです。日頃から一人ひとりが温室効果ガス排出を削減する意識と行動を心がけましょう。