T.レックスの骨格標本がオークションに出品。最大8億円で落札予定

世界で最も完全な形をしたT.レックスの骨格標本の1つが、ニューヨークで競売にかけられる予定です。見込みによると、落札価格は600万ドルから800万ドル(約6億円~8億円)になると予想されています。

オークションハウスの運営者によると、この骨格標本は、1987年にアマチュア古生物学者のスタン・サクリソン氏によって発掘されたもので、彼の名に敬意を表して「スタン」と呼ばれているそうです。
この骨格標本は、20世紀の品を取り扱う“イブニングセール”の一環として10月6日にオークションにかけられます。

スタンは全体で188の骨から構成されており、組み立て時には、高さ13フィート、長さ40フィートもの大きさになります。世界を探しても、これだけ完全な骨格標本はなかなかありません。

スタンについて20年間研究した研究員によると、スタンは生存中に首の骨折を起こし、2つの椎骨が融合した状態であるとのことです。
また、スタンは、ライバルのT.レックスとの争いの中で、頭蓋骨と肋骨に刺し傷を負った状態でもあるとのことです。

スタンは現在、ニューヨークのクリスティーズロックフェラーセンターのウィンドウに24時間展示されています。

クリスティーズの科学と自然史部門の責任者であるジェームズハイスロップ氏は、「このオークションは“一世一代のチャンス”である」と述べています。

(参照:https://www.upi.com/Odd_News/2020/09/16/Watch-T-rex-skeleton-expected-to-fetch-up-to-8M-at-New-York-auction/2561600282960/

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