コロナ対策のソーシャルディスタンスの一つの施策として、韓国ではAIを搭載した配膳ロボット「アリオ・キム」の開発が勧められています。
コロナウイルスが大流行する中、サービスを提供しながら課題に対処しようとしている外食産業にとって、人との接触を最小限に抑え、社会的な距離を保つことが重要な課題となっています。その一つの解決策として、韓国のソウルでは、人工知能(A.I.)を使ってレストランでお客さんに料理を提供する台車のようなロボットが設計されています。
ロボットの名前は「アリオ・キム」。アリオ・キムが導入されれば、レストランのスタッフとお客さんとの接触を最小限に抑えることができます。
お客さんがテーブルの上のタッチスクリーンのデジタルメニューから料理を注文すると、韓国の通信会社KT Corp.が開発した高さ1.25メートルのロボットが料理をテーブルに運んできます。
アリオ・キムにはSLAM(Simultaneous Localization And Mapping)機能が搭載されており、お客さんの元へ料理を運ぶ途中にある障害物を避けられるようになっています。
最大30キログラムを運ぶことができるフードトレイを装備しており、一度に4つのテーブルに食べ物を運ぶことができるそうです。
また、液晶画面とスピーカーを搭載し、韓国語と英語でコミュニケーションをとることもできます。
ロボットの試験を行ったレストラン「Mad for Garlic」のマネージャー、イ・ヨンホ氏は、「お客さんはロボットが行う給仕をユニークで面白いと感じていました。コロナウイルス対策にも非常に役立ちます」と語っています。
参照:https://thelogicalindian.com/technology/ai-robot-aglio-kim-serves-customers-south-korea-23764