ビルボードアワーズ受賞等、数々の名誉をものにしている絶好調のBTSですが、韓国の男子である以上、兵役の問題が付きまといます。
BTSの将来がどうなるのか、未だ誰にもわからりません。メンバー7人全員が韓国の法律に従い、最低2年の兵役が要求されますが、メンバーの中で最年長なのはジン。つまりそれは、彼が最初にマイクと銃を持ち替えることになるということです。
しかし、彼はいつ従軍する予定なのでしょうか？彼は音楽業界から引退を強いられるのでしょうか？
ジンは1992年で生まれであり、韓国の法律では18才から28才の間に入隊しなければならないとなっています。つまり彼は28歳になる2020年の終わりまでに軍隊に入らなければなりません。
しかしBTSのレーベル会社Big Hit Entertainmentは彼の徴兵を一年遅らせることが可能だと発言しました。
“韓国国民の義務”
Soompiから取得した声明文によると、Big Hit Entertainmentはジンは2021年まで入隊させないと抗議したそうです。BTSを構成するのは、1992年から1997年に生まれた入隊する必要のあるメンバーです。兵役法に基づき、最年長のジンは入隊を2021年末まで延期する可能性があると示唆しています。
また、ほとんどのファンは、ジンの徴兵の延期がBTSの成功に直結すると信じています。
BTSは世界のストリーミングレコードを打ち破り、最近では”Dynamite”で、K-POPとして初めてビルボードTOP100入りを果たしています。ジンはグループの中心的存在です。そのため韓国政府はジンの徴兵を延期し、グループがより活躍するためのチャンスを与えるのではないかと信じる人もいます。
“兵役の免除”
韓国政府は過去に、有名人の兵役を免除したことがあります。オリンピックのアスリートや、国際的なコンペで賞をとったクラシックミュージシャン等がその対象でした。
イングランドのプレミアリーグでプレーするソンフンミンは、韓国代表としてアジア大会で優勝した実績も評価され、2019年に兵役を免除されました。
しかし、韓国政府は世界的ポップスターに対しても甘くはありません。防衛省は毎年45人の免除者しか認めていないことについて、
「彼らのようなポップスターが韓国の評判に貢献したとしても、兵役免除することは難しい”とロイター通信に語りました。」
“グループの未来”
ビルボードの記者であるTamar Herman氏は「兵役を回避しようとする韓国の有名人は、ファンの信頼を失ってしまう」と主張しました。
しかし、当事者のジンや他のBTSは、兵役に従い母国に尽くすことは当然だと考えいます。そしてジンは「いつか順番がきたら、最善を尽くす準備はできている」と語りました。
ジョングクとRMはジンの考えに賛同しましたが、グループの今後については不透明だと認めました。「僕はうまく進んでいる。今のところそれについて考えたくない。」とジョングクは述べました。
またRMは、「私達にできるのは、その一瞬一瞬を大切に生きること」と語りました。
BTSは、メンバー達がどのタイミングで兵役となるか明かしていません。同時に徴兵されるか、時間をずらしてグループの人気を維持することも可能です。Herman氏は「いづれにせよ、時間が経てば真相がわかるだろう」と語りました。
(参照:https://filmdaily.co/music/bts-jin-military/)
2020/11/30追記：
兵役法改正案が、国会国防委員会を通過し、BTSは「満30歳」まで兵役延期可能となりそうです。兵役法改正案が国防委で可決され本会議も「ほぼ通る」とのこと
本会議は来月3日に開かれ、そこで法案が可決されるとBTSが30歳まで兵役を延期できることが確定します。
