アップルウォッチSEの過熱現象が相次いで報告されています。
報告は韓国の所有者から寄せられ、韓国国内だけで8件ほど、米国でも似たような症状を経験した事例が出て、事態は拡散する兆しを見せいます。
韓国政府は、すでにアップル側に関連資料を要請し、事態の把握に乗り出しているとのことです。
報告されている”異常加熱”の状況はまちまちですが、共通している内容は急に製品が熱くなって画面右上に黄ばんだ跡が残るという点です。
充電状況だけでなく着用中にも症状が発生し、軽度のやけどを負った事例が報告されているため、問題は深刻化するかもしれません。
事態は米国でも報告されています。
<マクルーマス>という米国メディアは、米国に住むアップルウォッチSEの利用者から過熱現象の情報を受けたと明らかにしました。
同利用者は、アップルウォッチSE充電途中、異常に時計が熱くなり、画面右上に焼けた跡が残っていますと伝えました。韓国の事例と同様の症状です。
このようなアップルウォッチSEの異常発熱症状について、韓国やアメリカのSNSを中心に、様々な推測が流れています。
当初、バッテリーの問題と思われましたが、その症状が現れた位置は、タブティックエンジンとデジタルクラウン(龍頭)との間にあるディスプレーコネクターがある場所と推測され、関連部品の問題が疑われています。
しかしこれは以前のモデルの分解·分析による推測で、SEに特殊な問題があるのか、といった詳細な原因は明らかになっていません。
アップルウォッチSEモデルはまだあまり分解等がされておらず、構造も謎のままです。
主に韓国で事例が発生していることから、特定地域の製造工程の問題だという主張もされています。
この点に関して、Appleはまだ公式の声明を出していません。
ただ、Appleコリアは当該症状が現われた一部利用者の製品を回収し、事態の把握に乗り出したことが確認されています。