若干日本では「解決した」という空気すら漂っている新型コロナウイルスですが、ヨーロッパでは2次流行(3次?)が深刻化し、各国政府がロックダウンを再導入したり強化する動きを見せています。
新型コロナウイルス2次流行の震源地として浮上しているフランスでは、1日の新規感染者が3万3417人発生し、累積119万8695人に増えたと、ロイター通信と新華社通信など外信が27日(現地時間)報道しています。
この1週間、確定感染者は1日平均3万8238人ずつ増えました。
フランスより人口が5倍ほど多いアメリカでは同期間、一日平均6万9,967人の新規確定者が発生しています。
新規確定者が増える速度も速くなっています。
新規確定者は先月12日に1万人、今月9日に2万人、15日に3万人、22日に4万人発生しました。 22日には5万2千10人で歴代最多を記録しました。
フランスでの新型コロナウイルス死亡者も4月以来最多の523人が増え、累積3万5541人に増えています。治療を受ける患者は1万8978人に達し、このうち2918人は人工呼吸器を使用していることが明らかになりました。
アメリカ・フランスだけではありません。
欧州で最も多い人口10万人当たりの死亡者を記録しているベルギーでは、ここ1週間、一日の新規確定者が40%近く増えています。
イタリアでも同日、新規死亡者が221人、新規確定者は約2万2千人と報告されました。その前日、ミラノとトリノでは、レストランや居酒屋などの営業を午後6時までに制限する措置に反発するデモが起きており、対策は難しい状況です。
ロシアではこの日、新規死亡者が320人発生し、累積2万6589人に増えました。 確定診断者は1万6千550人増の154万7千774人と報告されています。
ロシアは米国とインド、ブラジルに次ぐ世界一の確定者を記録しています。
ただし幸いにも死者数は、感染者数に比例した増え方をしていないようです。
「ウイルスの弱体化」「開放ムードにある若い人の感染者が増えている」「集団免疫」等、色々な理由が取り上げられてはいますが、確定はできていない状況です。
日本では、ヨーロッパと違いそこまでの爆発的拡大は見せていないようです。
日本にて、再度のロックダウンや自粛等は、まだ考えなくてもいいかもしれません。
ただし手洗い等の対策は継続して行う必要があるでしょう。
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