「空を飛ぶ車」って、よく昔の図鑑とかに載ってましたよね。
未来ではみんな車で空を飛んでいる!と夢見たものですが、残念ながら実現はしていません。
しかし、その夢をあきらめずに挑戦している人がいました。
しかもあの日図鑑でみた姿に限りなく近い車です。
車状態の時。すでに格好いいです
斬新なレーシングカー、と言われれば結構納得できそうなフォームかも?
そしてこの「陸空両用車」のすばらしいところは、たった3分で変形できるところです!
全て全自動で、人間が調整する必要はありません。
翼を広げたら、飛行機用のシートベルトを装着します。
後ろから見たところ。尾翼の間にプロペラがついています。これも格好いいポイント
コクピットはいたってシンプルですね。飛行機の操縦席よりかなり簡単そうに見えます。
無事離陸しました!いたってスムーズな離陸です。
自動車で空の旅、なかなか気持ちよさそうです
着陸もスムーズ。そこまで大きな滑走路も必要なさそうです。
ガルウィングドア?と思いきや、ここが空いて翼を収納する仕組みです。
変形シーンも格好いい。
なおこれはスロバキア空港で行われた試験飛行の動画ですが、2回の離陸と2回の着陸、4回すべて成功しました。
車両は1,000km(621マイル)の航続距離と200 kph(124.2 mph)の最高速度を出せるとのことです。
1,000キロメートルといえば札幌から富士山ぐらいまでなので、かなりの距離をこれで移動できます。
もちろん試験飛行が終わっても、実際に空を飛ぶ資格や、実際に販売することができるかどうか、といった問題等、クリアしなければいけない壁はたくさんあります。
しかし、もしこれに自動運転の技術が重なれば、未来の移動はスムーズで事故のないものとなるかもしれません。
また一つ、理想の未来が近づいてきたようでわくわくしますね。