健康・医療・生き方

「過度の無関心」認知症の初期症状である可能性 アメリカの研究

「何にでも首を突っ込む人」というのはネガティブなイメージで語られますが「過度の無関心」も危険です。
米国のある研究チームは、「行き過ぎた無関心」が認知症の兆候かもしれないという研究結果を発表しました。

米カリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部神経科専門医メレディス·ボーク教授のチームは、米国の老人2018人を対象に9年にわたって研究を進めてきました。 対象者の平均年齢は74歳です。 研究チームは「過去4週間、家から外出したいという気持ちがどのくらい頻繁にありましたか」「過去4週間、日常生活にどれだけ関心がありましたか」といった質問のアンケート調査を通じて、対象者がどのぐらい”無関心”なのかを調査しました。
その結果を基に、調査対象を上-中-下の3グループに分け、それらを9年間認知症を発症するかどうか、追跡調査する方法で研究を進めました。

一番無関心でなかったグループは768人のうち111人(14%)、中間程度の無関心グループは742人のうち143人(19%)、無関心が最も深刻なグループは508人のうち127人(25%)が認知症になりました。

研究開始の際に行った認知機能テストで成績の悪い人ほど、無関心の度合いがより大きいことも明らかになりました。

教授は研究結果の中で「無関心が認知症の主な症状だとは言えないが、無関心が認知症に移行する過程の初期に現れる兆候である可能性もある」という説明がなされています。

参照:https://www.sciencedaily.com/releases/2019/07/190717105335.htm

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