アメリカにて「新型コロナウイルスで死亡した共和党候補が、下院選挙で当選した」報道がありました。
報道によると、ノースダコタ州の8地方区から出馬したデイビッド·アンダル(55)共和党候補は、先月5日、新型コロナウイルスで亡くなりました。選挙を1ヵ月後に控えていました。
家族は「やきもきする数年間公務員を務め、州議会で奉仕する機会を待っていた」とし「私たちは彼の願いがかなわず悲しい」と述べています。
また「どのように亡くなったかではなく、どのように生きたのかを人々に記憶してほしい」と付け加えました。
なぜ彼への投票が認められたのか。
それはノースダコタ州のウェイン·ステネジェム法務長官が、「亡くなった候補も票を得なければならない」と告げたからです。
結局、投票は進み、デイビッド候補は35.53%の票を獲得し、同党候補のデイブ·ネリング(40.72%得票)と共に下院議員に当選しました。
しかし、空席をめぐって議論が起きています。
この場合共和党支部が、適切な人を選んで任命するという形になります。
しかし、ダグ·バーガンノースダコタ州知事は「合法的に空席を埋める唯一の方法は州知事任命だけ」とし「ウェイド·ボウションズBNLエネルギー社長を任命する」という方針を掲げています。
ボウションズ社長は「地方区が直面しているエネルギー、環境問題について深く理解している、準備ができている」と述べました。
共和党の関係者は「州知事に任命権があるかどうか確認している」とのことです。
ちなみに、アメリカの選挙で死亡した候補が当選したのは今回が初めてではありません。
ワシントンポストは2000年から現在まで、6人以上の候補が死亡した後に当選したと集計しています。
最も最近では、2018年ネバダ州議会選挙が行われる3週間前に亡くなった共和党のデニス·ホープ候補がいます。