先日「BTS法」とも呼ばれている法案が、韓国国防委員会を通過しました。
これまで優秀な成績を収めている体育分野の若者は、兵役を30歳まで延期できる、という仕組みがありましたが、この「体育分野」に「大衆芸術分野」も加えるという法案です。
この法案が成立すれば、本来男子が28歳までに行わなければいけない兵役を、BTSのメンバーは30歳までに広げることができる、というものです。
そして韓国国会の国防委員会は無事通過しました。
この国防委員会を通過した後は、本会議を通過する必要があります。
与野党特に反発なく、本会議も通過する…と思われていたのですが、ここにきて風向きが少し変わりそうとのことです。
以前の国会でも、同様の内容の兵役法改正案がすでに数回ほど提出されましたが、公平性の問題を克服できず、廃棄されたことがあります。
第21代国会で改正案が発議された後も、「国威宣揚」という基準が主観的で曖昧だという同様の指摘が提起されました。
民主党のある院内関係者は「趣旨は十分理解するが、社会的論議がもっと必要で、新しい社会的同意を得なければならない」とし「本会議の通過はそう簡単ではないだろう」と見通しを述べたとのことです。
これに先立ち、イ・ナクヨン代表も「BTS兵役問題を政界で引き続き議論するのは、国民の目からみてよくないし、本人達(BTS)も望むことではない」とし、事実上反対する意思を示しているのです。
ただし韓国の場合、法律の整合性よりも国民の批判が沸騰しないか、といった点を重視する傾向にあります。
BTSを兵役につけることで批判を受けるか、もしくは特別扱いすることで批判を受けるか、現在慎重に動向を見極めているところかもしれません。
追記:11月30日、BTS法とも呼ばれたこの法案は、法司委を無事通過したとのことです。
このあと3日に本会議が開かれますが、ほぼ「通過したとみていい」と現地メディアが伝えています。
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