コロナ

感染者増とGoToトラベルに相関性はない? 福岡市長のグラフがわかりやすい

先日、増え続ける新型コロナウイルス感染者への対策のため、GoToキャンペーンの見直しが報道されました。

地域を行き来する旅行者が、感染拡大を招いたのではないか、という仮設から行われた決定ですが、実際の所「エビデンスになるものがない」、といった点で物議を醸しました。
日本医師会会長の「『GoToトラベル』自体から感染者が急増したというエビデンスはなかなかはっきりしないが、きっかけになったことは間違いないと私は思っている」という、矛盾するかのような発言も議論になりました。

そんな中、福岡氏の高島市長が興味深いデータを、自身のBLOGに掲載しています。

グラフでは「GoToトラベルの開始時期」「福岡市内の宿泊施設稼働指数」「新型コロナ陽性者数」がまとめられています。

Go Toトラベルが関係しているのであれば、全国各地で同じ傾向があってもおかしくないと思うのですが、 11月19日時点の分析においては、Go Toトラベルと福岡市の感染者数に相関関係はみられませんでした。

もちろん相関関係があってもなくても感染防止対策は徹底しなければなりません。←ここ大事。

福岡ではGoToトラベルが始まった後も、PCR検査で陽性になる方が急増することなく、現在のところ数は抑えられています。

https://ameblo.jp/so-takashima/entry-12639023316.html

現状、福岡市は他の主要都市に比べ、比較的新規感染者が抑えられています。
この要因について、福岡県医師会は「県民が基本的な感染対策をとり、感染者が出た場合には接触者の検査体制が整っている」と推測していますが、実際の所は確定されていません。

ただ、見ての通り福岡市では「GoToトラベル」と「陽性者数」に相関関係は見られないようです。

もちろん、福岡市一つだけをとって「GoToトラベルは関係ない!」と断言することはできないでしょうか、経済を活性化させたまま感染を防ぐ手立てを考慮するに当たり、非常に興味深いデータです。

しかしながら、ひとまずは福岡市長の言われたとおり、「相関関係があってもなくても感染防止対策は徹底しなければなりません」

引き続き注意深い行動を取りたいと思います。

Published by
CUBE MEDIA