米国の電気自動車メーカー「テスラ」の創業者、イーロン·マスク(49)がマイクロソフト(MS)の創業者、ビル·ゲイツ(65)を抜いて世界富豪番付の2位に浮上しました。
23日(現地時間)、世界500大富豪の順位をつける「ブルームバーグ億万長者指数」によると、マスク氏の財産は、最近のテスラの株価上昇のおかげで1279億ドル(約142兆ウォン)に増え、ゲイツ氏(1277億ドル)を上回りました。
マスクの財産は、今年だけで1003億ドル(約10兆円)増えました。 これにより、今年1月に35位だったマスク氏は長者番付を駆け上がりました。 同ランキングに名前を連ねる富豪のうち、今年、財産が最も増加した人物です。
マスク氏の順位が急上昇したのは、彼の財産の4分の3を占めるテスラ株の価格上昇のためです。 同日もテスラの株価は6.58%高の521.85ドルで取引を終え、テスラ時価総額は約4546億ドル(約45兆円)となりました。 これに先立って、テスラの株価はS&P500指数に組み込まれ、史上最高値を更新しています。
一方、しばらく「世界一の富豪」の代名詞だったビル・ゲイツは、2017年にアマゾンの最高経営者(CEO)ジェフ·ベゾスに1位の座を譲ったのに続き、今回、2位の座も失うこととなりました。 ゲイツが2006年に設立した「ビル&メリンダ財団」に270億ドル(約2兆7千億円)を超える資金を寄付したことも影響を及ぼしました。 ゲイツがこの8年間、2位以下に順位を下げたのは今回が2回目です。