ビットコインが最近200万円に戻りかけている、というニュースを聞かれた方は多いと思います。
かつてのバブル時の価格へ戻りつつある、ということですが、高騰しているのはビットコインだけではありません。
主要な仮想通貨の一つ、リップルが本日高騰。
一時80円以上の価格をつけました。数日前までは30円だったのが、一気に倍の金額となったのです。
なぜここまで高騰したのでしょうか。
要因の一つとして、rippleのサイトへ「Bank of America」のロゴが掲載されたことがあります。
これは「Bank of America」が「RippleNet Membership」に加盟している証拠となります。
RippleNet Membership は、RippleNet を集団的かつ民主的に管理し、進化させる主要な金融機関のネットワークです。 これらの機関は、国境を越えたグローバルな取引の標準化に取り組んでいます。
https://ripple.com/ripplenet-committee/
バンク・オブ・アメリカは、ノースカロライナ州に本社を置く非常に大きな銀行です。
(ちなみに日本銀行とは違い、中央銀行ではありません)
アメリカで2番目に大きな銀行であり、銀行のブランド力ランキングでは6番目に位置します。(ちなみに上位の銀行はアメリカ1・中国5)
ただ、「バンク・オブ・アメリカ」がリップルと関係している、という話は以前よりありました。
別に秘密にしているわけでもなく、バンク・オブ・アメリカの役員がリップルに言及したり、パートナーシップに関する画像がリークされたりと、材料はいろいろありました。
しかしながら、バンク・オブ・アメリカほどの銀行が関与していながら、公式サイトにはロゴの一つも載っていなかったのです。
関与はしているものの限定的な働きなのか?あまり前向きに検討していないのではないか?という疑念は常につきまとっていました。
それが今回、公式サイトにロゴが掲載されたことで、「Bank of America」がrippleを積極的に主導していくのではないか、と期待されたのです。
ただし、ripple財団も「Bank of America」も、「ロゴを載せた」以外の発表をなにもしていません。
もしかしたら「ちょっと載せといてよ」といった軽い気持ちで載せた可能性も……無きにしもあらずです。
その場合、期待に膨らんだ相場はしぼんでしまうかもしれません。
しかしながら、序盤に述べたとおり、仮想通貨自体の相場が拡大しています。
ひょっとしたら何もニュースがなくとも、ripple相場が上昇していく、そんな可能性もあります。
そして一番rippleユーザーが期待しているのは、SWIFTに変わってrippleが使われることです。
今年Rippleは新たな送金システム「PayID」を発表しました。
もしこれがSWIFTを補完する形で使われたり、SWIFTに代わるシステムとなったら……rippleの価格が、常識を超えた変化をしてもおかしくありません。