カナダで痛ましい事件が起こりました。
1歳の幼児がが後部座席に乗った状態で、ピックアップトラックに警察官3名が発泡。銃創により死亡したとのことです。
捜査当局は、警察の銃撃で少年が死亡したかどうか明言をしていませんが、警察官以外で発砲した人物がいる、という情報は入っていません。
州警察は記者団に対し、「警察官がなぜ車に発砲したのか、正確に何が起こったのか現在調査中です」と語っています。
木曜日の早朝、オンタリオ州の警官たちは、銃器をもった父親が1歳児を誘拐した、という通報を受けました。
近隣住民によれば、母親・息子・セラピストは父親から逃げていたとのことです。「何人かの人々が家に来て、安全な避難所として中に入りたがっていました。そして、その後夫が赤ん坊を連れ去りました」と、近隣住民は答えています。
警察はすぐに、父親の車を田舎道で発見しました。警察は彼を止めようとしましたが、トラックはパトカーや別の車両に衝突しました。パトカーの近くに立っていた警官はトラックにひかれてけがをしたとのことです。
その後、3人の警官が車に向かって発砲しました。子供はピックアップトラックの後部座席にいました。男の子は銃創を負い、現場で死亡が確認されました。
33歳の父親も銃撃により「重体」となり病院に運ばれました。トラックにはねられた警官はトロントの病院で回復しつつあります。
オンタリオ州警察署の署長は、子どもの家族に哀悼の意をツイートしましたが、「事件の展開に関する憶測」は控えるよう国民に呼び掛けています。
BLM問題により、アメリカでは警察の銃使用に対して物議を醸されています。今回事件が起きたのはアメリカではなくお隣カナダですが、やはり銃の使用が適切だったか、議論を呼んでいる形です。
現在事件は綿密な調査が命じられ、4人の捜査官、2人の法医学捜査官、1人の交通事故捜査官が割り当てられているとのことです。
参照:https://www.insider.com/one-year-old-boy-accidentally-killed-police-opened-fire-2020-11