中国産の新型コロナウイルスワクチンが、発展途上国の選択肢として浮上しているとシンガポール開発銀行(DBS)が伝えています。
29日(現地時間)、CNBCにれば、シンガポール最大銀行DBSグループのタイマー・ベーグ首席エコノミストは、「開発途上国が数十億回分のワクチンを必要としている。しかし(ファイザー等の)西欧のワクチンを手に入れるには、長い列に並ばなければならない。その点、中国産ワクチンの魅力は明らかだ」と顧客宛に書いたそうです。
またCNBCは「米国·ドイツ·英国など西側諸国で作った新型コロナウイルスワクチンは、使用承認を受けた瞬間から調達が非常に難しくなる見通し」「貧しい国々は、高価なワクチン購買費用を負担できないかもしれない」と伝えています。
米国、英国、オーストラリア、カナダ、日本、EU等は、すでに人口分以上の、ワクチン購入権利を確保しており、発展途上国が同じものを手に入れようとすれば、それら先進国発注分を納品した後になります。
一方で中国産ワクチンは、第III相臨床試験中のワクチン5種を現在生産中とのことです。
驚くべきことに、いまだ試験中にも関わらず「特定の制限下」に限り「緊急使用」が認められているとのことです。
この中国産の新型コロナウイルスワクチン(Sinopharm製)を緊急接種した人は、すでに100万人近くおり、「深刻な副作用は1件も報告されていない」と中国の政治家は述べています。
https://www.cnbc.com/2020/11/30/covid-china-vaccines-have-an-appeal-in-developing-countries.html
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