東宝株式会社の資料によりますと、2020年11月の営業部門 興行成績速報にて、なんと前年比1063%という記録的な数字をたたき出したことが判明しました。
公開した作品があげられていますが、やはりダントツで収益をたたき出したのは「鬼滅の刃」です。
多くの国で、映画業界は外食産業・旅行業界と同じくコロナ禍の大打撃を受けた業種、と思われていますが、日本だけは例外となったようです。
ただし、無傷という訳でもありません。
これだけの異常な値をたたき出したにもかかわらず、同社の今年の興行収入は2019年の興行収入を越えられるか微妙な所です。
前年比80%にしか届いていない状況だからです。
……逆に言えば、鬼滅の刃がなかった場合、壊滅的な数字となっていた可能性があります。
映画業界、ひいては日本のコンテンツ産業自体の救世主、と呼べるかもしれません。