コロナ健康・医療・生き方

ワクチンで新型コロナウィルスは完全に収束する?

2020年は、新型コロナウィルスにより、世界中がパニックに陥ったといっても過言ではないでしょう。生活様式が大きく変わり、今までに経験したことのない1年になりました。2020年の2月から始まってもうすぐ1年が経とうとしますが、未だに感染者は増えつつあり、元の生活様式には戻りそうもありません。

とはいえ、このままでは感染が増える一方なので、コロナが始まってから国内外問わずワクチンの開発を進めています。国によってはワクチンの接種が始まっています。

この記事では、新型コロナウィルスのワクチンの情報と、ワクチンの接種でどれぐらい感染が抑えられるのか、いつになったら昔のような生活ができるのかを説明します。

ワクチンの効能や効果

一部の海外の国では、新型コロナワクチンの臨床試験が行われ、ワクチンの有効性や安全性が検証されています。

第1回と2回目に行われた臨床試験では、数十人〜100人程度の人数にワクチンを投与しました。結果は、ワクチン接種により、新型コロナウイルスへの抗体がついたそうです。また、一部の人には疲労感や頭痛などの軽い有害事象が見られたそうです。3回目の臨床試験では、摂取することで実際に症状が減っているかを確かめています。

1回〜3回の臨床試験を通して、摂取した人が感染しない、「感染予防の効果」があるかどうかは分かっていないようです。しかし、発症者が減少したり、死亡や入院に至るまでの重症化予防があったり、ワクチンによる一定の効果は見られたそうです。また、摂取していない人にも波及する予防効果は、大規模な摂取が行われるまでは分からないそうです。コロナが始まってからは、ワクチンの効果を上げるべく、国内外の様々なところで実験が行われ、改善されています。

2020年の11月に入ってから、アメリカで9日に約4万3000人を対象にワクチンの試験が行われました。結果は90%以上の効果があり、重症化を防げたと発表。ウイルス学専攻の北里大の片山和彦教授は、「もしこれが本当ならば、国が定期摂取で認可しているワクチンと同じくらいの水準だろう」といっています。

ここまで見る限りは、新型コロナのウイルスのワクチンは、ある程度の効果が得られることが分かるでしょう。

(参照:https://www.mhlw.go.jp/content/10601000/000680224.pdf

https://www.google.co.jp/amp/s/www.tokyo-np.co.jp/amp/article/69166)

ワクチンが一般的になるまでかかる期間

ワクチンの効果がある程度見込めたところで、果たしていつ頃になったら誰もが受けられるのか、気になる人も多いでしょう。

例えば、インフルエンザのワクチンは誰もがいつでも受けられます。新型コロナウイルスのワクチンも同じように誰もがいつでも受けられる日が来るのでしょうか。

日本では、厚生労働省によると、予防接種が受けられる時期はまだ定まっておりません。摂取開始時期の見通しはつけられておらず、供給の準備ができたときに、国民の皆さんに提供するそうです。そのため、摂取できる時期は、その時がきたらお知らせされるでしょう。

他の国のケースを見てみると、ロシア国内で進められている「スプートニク-V」はすでに抗体反応が確認されているため、2020年の10月頃から接種を開始することを発表しています。また、中国政府も国内でワクチンの開発が進んでおり、すでに軍関係者に提供しているようです。しかし、いずれもWHO(世界保健機関)が認めるワクチン候補の中に入っていないそうです。

(参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00179.html

https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-54143093)

ワクチンの接種ペース

厚生労働省によると、新型コロナウイルスのワクチンの接種ペースは、現時点では摂取回数が決まっていません。

その理由としては、現在開発されているワクチンは数種類あり、それぞれのワクチンごとに摂取回数が変わるからです。もっとも有力なのは、1人につき2回のワクチン摂取になるだろうといわれています。また、もしかしたら1回や3回かもしれないともいわれています。現在は、ワクチンの種類ごとの摂取回数の検討が行われているそうです。

(参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00179.html

ワクチンでコロナの収束が見込めるのはいつまでか?

新型コロナウイルスのワクチンを摂取すれば、コロナは収束するのではないかと思う人が多いでしょう。

実際、今開発されているワクチンはコロナの収束に不可欠です。では、果たして2021年には、ワクチンによるコロナの収束はどれぐらい可能なのか、説明します。

現在の目標は、2021年までにワクチンで各国の人口20%が免疫を獲得することです。この記事で書いたように、米国ではすでにワクチンによる90%の効果が見られています。

日本ではワクチンが普及される正確な時期は未だに発表されていませんが、米国からすでにストックを買い取っており、用意は着実に進んでいるそうです。

また、WHO(世界保健機関)は、1種類のワクチンが間も無く認証されるので、直ちに量産されて各国に渡させると発表しています。

これらをみると、2021年にはワクチンを受けれる人が増えることが分かりますね。そのため、2021年のコロナの収束は、「各国の人口20%が免疫を得る」レベルの収束となるでしょう。

(参照:https://www.jiji.com/sp/article?k=20201116040824a&g=afp

ワクチンで完全に元の生活に戻れる?

新型コロナウイルスが発生してからは、今までの生活が大きく変わりました。新しい生活様式が発表され、

  • 人と会話をするときは2m(少なくとも1m)間をあける
  • 会話をするときは可能な限り真正面を避ける
  • 外出時は症状がなくてもマスクの着用する、屋内は換気をする、消毒をする
  • 交通機関の利用を控える
  • テレワークの導入
  • 授業のオンライン化
  • 海外旅行ができない

など、変わったことが非常に多いです。仕事におけるテレワークの導入や、授業のオンライン化などはいくらかのメリットをもたらしているので、全ての変化が大変とはいえませんが、生活様式が変わったことで少なからずのストレスを抱えている人は多いでしょう。

以前のように遊びに行くのも、人と集まるのも、海外旅行を楽しむのも、全てができなくなりました。また、生活様式だけでなく、産業にも大きな影響を与えており、いくつもの産業業界で赤字が続いています。多くの人にとって苦しい状況が続いているので、1日も早く元通りの生活をしたいと思う人が多いでしょう。

1番収束が見込める、新型コロナウイルスのワクチンは、2021年の各国人口の2割が免疫がつくといわれています。2021年時点では100%の収束は見込め無さそうですが、2022年、2023年と、いつかは完全に収束するのではないかと期待せずにはいられませんよね。では、一体何年後に、私たちは完全に昔のような生活ができるのか。

英政府の主席科学顧問は、ワクチンの摂取が一般的になるまでは、1年半以上かかり、自然な免疫がつくまでは2年以上かかるといっています。また、「いつコロナが収束するのか、はっきりした時系列を定めるのは無理だ」ともいっています。

WHO主任科学者であるスワミナサン氏は、「コロナの根絶ではなく感染の封じ込めの時間を予測するのは難しい。また、コロナ以前の生活へ復帰ができたと思い始めるのが、2022年ではないか」といっています。

経済や産業への打撃も凄まじく、ビジネス業界では、米調査会社Interact Analysisによると、「2019年レベルの経済状況に戻るには、ほとんどの国が2024年まで時間がかかるだろう」といわれています。

これらを踏まえると、普通の生活様式に戻るのには、2〜3年、ビジネス業界では4年以上かかると思っておくのがよいでしょう。また、この予測も100%ではないので、ある程度の見込みだと思う方がよいです。これから私たちの生活はどうなるのか、一刻も早く回復を願うばかりです。

(参照:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html
https://www.google.co.jp/amp/s/www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-51974942.amp
https://www.sbbit.jp/article/cont1/44141)

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