劇場版「鬼滅の刃」無限列車編、毎週のように興行収入が話題となりますが、いよいよもって頂上が近づいてきました。
これまで長年国内興行収入第一位の座についてきた「千と千尋の神隠し」この記録に手が届こうか、としているのです。
興行収入は毎週月曜日の正午ごろに、鬼滅の刃公式アカウント等で発表されています。
今までの勢いでいけば、明日(21日)、ほぼ間違いなく「鬼滅の刃が1位!」というニュースが流れるはずだったのですが、ここにきて勝負をわからなくする要因が一つ出てきました。
それは「千と千尋の神隠し」の興行収入が「8.8億円」追加になった、というニュースです。
「20年近く前の映画が何故!?」と思われるかもしれませんが、今年は新型コロナウイルスにより、多くの映画製作が注視されました。
比較的マシだった日本では多少の公開延期で済みましたが、ハリウッド等ではいまだに休止中の撮影も多くあり、映画の弾数自体が足りていないのです。
そのため多くの映画館では、少しでも業績を向上させるため過去の名作も上映を行いました。
「ローマの休日」や「鉄道員」等も上映され映画ファンが楽しんだのですが、もちろんそうなれば、歴代1位の映画作品「千と千尋の神隠し」も上映されます。
折しも「鬼滅の刃」興行収入ニュースのおかげで、「千と千尋の神隠し」というタイトルも幾度にわたって報道されました。その影響がないとは言えないかもしれません。
では明日、鬼滅の刃は無事興行収入日本一を迎えることができるのか!
……正直なところ厳しいかもしれません。
従来の日本一ラインであれば、まず間違いなく明日の更新は確かでした。
前週の「鬼滅の刃」興行収入は302億8千万円。「千と千尋の神隠し」興行収入は308億円とされていたため、5億円ちょっとだけで手が届くラインでした。
しかし「千と千尋の神隠し」は前述の理由で「316億8千万円」に興行収入が伸びてしまいました。
これでは14億円もの差が出てきてしまいます。
前々週との差を丸々足して、ようやく届くかどうか…といったところです。
折しも新型コロナウイルスの再流行により、「外出自粛」等が呼びかけられました。……おそらくですが前々週との伸び率そのままで推移することは、正直厳しいでしょう。
この予想を見てがっかりされたでしょうか。しかし安心してください。
例え明日届かなかったとしても、興行収入日本一の座を「鬼滅の刃」が獲得するのは「時間の問題」です。
そもそも「千と千尋」が308億円という数字をたたき出すには、半年以上もの期間が必要でした。
それを「鬼滅の刃」は10週間(2か月)程度で追い抜こうとしているのです。
明日の更新は無理でも、28日の興行収入発表では、ほぼ間違いなく追い抜いているでしょう。
例え1週ずれようが、その偉業はまったくかすみません。
1位の祝砲を楽しみにされておられるファンの方は、どっしりと構えていて大丈夫だと思います。
12月21日追記:興行収入出ました。311億円とのことです。詳しくは↓を御覧ください。