韓国の製薬会社「セルトリオン」が、本日(29日)、新型コロナウイルスに対処するための抗体医薬「CT-P59」の条件許可を申請するとのことです。
韓国保険当局が認可した場合、韓国産のコロナ抗体医薬が誕生することとなります。
早ければ来年1月末には、接種が始まります。
韓国は新型コロナウイルスワクチンの確保競争では後手に回ってしまい、ファイザー性のワクチン等も1,600万人分しか確保できていません。(韓国の人口は約5,000万人)
「K-防疫」と呼んでいる防疫体制を評価する声がある一方、ワクチン確保に出遅れた件では、国民からも非常に強い不満が政府へ起こっていました。
今回が認可されようとしているこの薬は、ワクチンではなく「抗体医薬」と呼ばれるものです。
ワクチンは「予防」を目的としていますが、抗体医薬は「治療」を目的としています。なので、使用するのは感染したばかりの比較的軽症な患者向けであり、「重症化・臓器損傷を防止することができる」とのことです。
ただ、この「抗体医薬」は「健康な人に投与した場合、抗体の半減期である2-3週間程度、外部から入ってくるウイルスを防ぐ効果もある」とのことです。
ワクチンそのものではないにせよ、もしこの「抗体医薬」が認可されれば、多少不安の声も和らぐかもしれません。
参照:https://news.v.daum.net/v/20201228050021587