「ダブルマスク」をしている人を見たことがありますか？
マスクを1枚掛けた後、もう1枚その上にマスクを装着することです。
一見効果が高そうですが、よくある「気休め」のようにも見えます。
しかし、アメリカ国立アレルギー・感染症研究所所長で、ホワイトハウスのアドバイザーを務めている「アンソニー・ファウチ氏」はこの「ダブルマスク」を推奨しています。
A mask “is a physical covering to prevent droplets,” Fauci told NBC’s TODAY show. “So, if you have a physical covering with one layer, you put another layer on, it just makes common sense that it likely would be more effective. That’s the reason why you see people either double masking or doing a version of an N95.”
https://www.zmescience.com/science/should-we-double-mask-to-prevent-covid-19-fauci-and-others-say-yes/
同氏は、NBCのTODAY番組で、マスクは、「飛沫を防ぐための物理的な覆いだ」と言います。 「ですから、ある層で物理的な被覆をしていれば、別の層を被せます。その方が効果的だというのが常識です。 だから、人々は二重マスクをかけるか、N95のような高度なマスクを装着しているのです」と語った。
この「ダブルマスク」はバイデン氏の就任式で多く見られました。
布製のマスクの下にサージカルマスクを着用している人たちです。
一見「おしゃれ」のためにしているのかな、と思うかもしれませんが、この手法に一定の効果があることは他の専門家も認めています。
Other experts agreed with Fauci. “The more layers you have covering your nose and mouth means less virus you’re able to disseminate into the population. And then the more layers you have between you and the environment, the fewer viral particles are going to get into your system,” Thomas Duszynski, head of epidemiology education at Indiana University, told Huffington Post.
他の専門家もFauciに同意しました。 「鼻と口を覆う層が多いほど、ウイルスを集団に広めにくくなります。 そして、人と環境の間に多くの層があればあるほど、ウイルス粒子が体内に入り込むことは少なくなります」と、インディアナ大学の疫学教育責任者、トーマス·デュシンスキー氏はハフィントン·ポスト紙に言いました。
ただし注意も必要です。
もし息苦しさを感じた場合等は、すぐに「ダブルマスク」をやめましょう。
英ハートフォードシャー大学の研究によれば、マスクをしたままでの運動は、めまいや頭痛・高山病のような症状を引き起こすとのことです。
二重マスクでうまく呼吸できない場合も、同じような症状を引き起こすことはありえます。
特にお子さんは肺活量が小さいので注意する必要があります。
新型コロナウイルスの猛威は、残念ながらまだまだ続いています。
ワクチン接種までの期間、引き続き感染予防に注意を払いましょう。
