NETFLIX加入者、2億人を突破! 株価も急上昇
NETFLIX 加入者2億人は "動画時代の覇者" を確定付けるもの
Disney Plus 加入者数…8,680万人 Hulu 加入者数…3,880万人
「クイーンズギャンビット」 「ブリジャートン」、「ザクラウン」 「ミッドナイトスカイ」(上記動画) などがヒットし、850万人の新規会員を獲得しました。 このコロナ禍にあって、最も成長した企業といっても過言ではないかもしれません。
2020 第4四半期で 850万人の新規会員獲得
現金収支も均衡 新シリーズのために資金調達は必要なし
NETFLIXといえば世界最高の制作費で有名ですが、なんと今回キャッシュフローが改善し、借り入れをせずとも、制作等が問題なく行えるようになったとのことです。 2兆円近い膨大な予算を掛けながら、そのような健全な経営ができる会社は他にないでしょう。
発表を受けて NETFLIXの株価も上昇
動画ストリーミング事業は費用負担が大きいため、多くの企業が赤字覚悟で投資しています。 (ディズニープラスや日本のabemaTV等も赤字です) NETFLIXは動画ストリーミング戦争において、いち早くその「赤字レース」から抜け出したことになります。 この意味は大きく、もはや勝利宣言といってもいいかもしれません。
しかしまだNETFLIXが 安心できない理由
今回NETFLIXは、動画配信サービスが十分収益を獲得できる事業であることを証明しました。 ならば、映画業界・TV業界も行わない手はありません。次々と参入が予測されます。 例えばワーナー・ブラザースは、2021年の映画全てを劇場と同時に、ストリーミングサイト「HBOMax」で配信することを決定しました。 「コロナを理由に1年限りの施策」としていますが、当然成り行きを映画業界すべてが見守っています。
日本にも影響… どころか鍵になるかも!
「すごいなーNETFLIX、日本はまだまだだなー」と思われますか? 実は、まさしくそのNETFLIXが、 今非常に日本へ興味を示していることをご存知ですか?
NETFLIXは 今、日本のアニメに 大注目している
2億人を超えたNETFLIXユーザーの内、 「この1年で約半数に渡る1億人がアニメ作品を再生した」とNETFLIXは発表しています。 先日「鬼滅の刃」が日本の興行収入を塗り替えたのは記憶に新しいと思います。 この「アニメ」への注目は日本だけでなく、世界的に起きているムーブメントなのです。
NETFLIXは 日本のコンテンツにも 大注目している
また、アニメだけではありません。 「今際の国のアリス」というコミックを、日本で実写ドラマ化した作品は、なんと マレーシア、香港、フィリピン、シンガポール、台湾、タイ、ベトナムを含む40近くの地域のプラットフォームで「最も視聴された番組のトップ10にランクイン」しました。 日本のドラマが世界でヒットしたことは、今までほとんどなく驚愕のニュースです。
日本のコンテンツ産業に NETFLIXが火を付ける?
すでにNETFLIXは動き出しています。 『岸部露伴は動かない』OVAアニメ化 『極主夫道』アニメ化 『テルマエ・ロマエ・ノヴァエ』じつに9年ぶりの新シリーズ 『スプリガン』25年越しのアニメ化 等、計16作品の「本気のアニメ化」がすでに決定しています。 またあの「呪術廻戦」等で有名なMAPPAもかつて日本にいた黒人の侍『YASUKE』をNETFLIXと手掛けます。
日本はこの波に乗れるか!? 試されるコンテンツ力
そもそも2020年、5Gやデリバリー業界等の発達により「可処分時間」を上手く獲得できる業種こそ、力を持つ時代、と言われてきました。 そこに起きたコロナ禍で、いっきに「コンテンツ配信」業界の成長が加速。 NETFLIXを始めとした多くの会社が、力をつけています。 日本にとってこれは危機ではなく大きなチャンスです!ぜひ今まで国内にとどまってきたコンテンツ力を世界で発揮してほしいと思います。