1日(現地時間)、ロイター、AFP通信によると、英国で240年の歴史を誇る老舗百貨店、ディベンハムズの法廷管理人は、ディベンハムズが買収先を見つけられず閉鎖される予定だ、と明らかにしました。
現在、英国内に124の店舗を保有しているディベンハムズは、しばらくの間、在庫整理のための閉店セールを行う予定です。
もし、その間も新しい買収先が現れなければ、最終的に倒産することになります。
これまでスポーツ衣類流通会社であるJDスポーツ社がディベンハムズ買収交渉を行ってきましたが、最終的に決裂しました。
「現在の営業状況、新型コロナウイルスの長期化可能性などを勘案すれば今後の運営展望は不確実だ」とし「他の提案がなければ英国内の運営は中断される」と述べています。
1778年に設立されたディベンハムズは、オンライン上の流通急変に適応できず、新型コロナウイルスが流行る前から営業成績が落ちていました。
そこにコロナの追い打ちを受け、今年4月に法定管理(日本の会社更生法に相当)に突入しています。
新型コロナウイルスの流行につけ、旅行関連、飲食店に並び、百貨店も確かにダメージをうけた業界です。
アメリカでも先日、FURLA USA(1927年創業)が破産法を申請しました。
日本の百貨店は内部留保があるため、今のところ耐えているようですが、ワクチンが遅れるような事態になればそれも危ういかもしれません。
なお、ディベンハムズの破産により、25,000人の雇用が危険にさらされるとのことです。
参照:https://edition.cnn.com/2020/12/01/business/debenhams-closing-uk-retail/index.html
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