士業の
WEBマーケティング実践方法

「WEBで集客する」といっても、何をすればいいの!?
「SNSの時代…と言われても、投稿するものがない」
「ホームページ、今のままでいいんだろうか?」
悩んでおられるあなたのために、士業系のサイトを数多く制作したCUBEが、
超実践的なWEBマーケティング方法を纏めました!

1.まずはGoogleマイビジネスに登録!

googleマイビジネス

士業の方で、特に事務所を持たれている方は、Googleマイビジネスへの登録を最初に行うべきです。
Googleマイビジネスは、店舗等の情報をgoogleに登録するサービスですが、GoogleMAP等で「弁護士」や「税理士」等を検索した際に表示が行われます。

情報をしっかり記載しましょう

GoogleMAPで「税理士」と検索すると、近辺の税理士事務所がたくさん表示されますが、もし写真が登録されてなければ、その税理士事務所は選んでもらえません
すでに閉業しているかもしれないからです。
士業名だけでなく、電話番号・ホームページのアドレス・そして写真はしっかりと掲載しましょう。

また、マップ上にも検索順位が存在します。
その最適化手法を、SEOならぬMEOといいます(MAP Engine Optimization)と言いますが、このマップ上の順位には、Googleマイビジネスで登録した情報量が大きく関係しています。
大量の情報を乗せることに時間を割く必要はありませんが、信頼できるパートナーを選ぶ上で重要な情報は必ず記載しましょう。

googleマイビジネス

どのぐらいの人が検索したかわかります。

Googleマイビジネスに登録すると、どのぐらいの人が検索やマップから士業の情報を参照したかわかります。
どのようなワードで探されたか、何人が経路を調べたのか、何人が電話をしたのか。
これは運用する上で貴重なデータになります。Googleマイビジネスは情報収集の点でも有益です。

登録は無料。手間もそんなにかかりません。

登録にお金はかかりません。ただし、なりすまし等を防ぐためはがきでの認証、もしくは電話認証があります。
認証さえ終われば、Googleの画面から、いつでも情報を登録・編集することが可能です。
もし休業日や受付時間が変更になった場合は、きちんと変更を行ってください。

2.目立つところにお問い合わせボタンを!

次に整備するべきなのはホームページです。
ホームページの目立つ位置に、しっかり「お問い合わせボタン」を掲載しましょう。
とにかくお問い合わせが来なければ始まりません。まず会ってみて判断したい経営者の方もいらっしゃいます。

アクセスは必ずGoogleMapで 最寄り駅・バス停も載せましょう。

イラストで書かれた地図は、残念ながらかえって分かりづらいです。
ホームページを見ている以上、その人はスマートフォンを持っているということです。
GoogleMap以外を乗せるのは、もはや嫌がらせに近いかもしれません……

ただしGoogleMapには、バス停が乗っていないことがあります。最寄り駅も、「駅名 + 士業名」等で検索した人に向けて、あったほうがいいでしょう。

3.強みを明確にしましょう

ホームページを作ればお客が来る……訳ではない

弁護士の方でも「企業間の問題に詳しい」「家庭間の問題解決が得意」「ネットの問題に対処できる」といった特色がそれぞれあられるかと思います。
それらの強みを必ず押し出してください。
社労士の方も、「助成金申請が得意」「就業規則には自身がある」とか「保育・介護等の知識がある」等、得意分野はいくらでも出てくるかと思います。

現在ほとんどの方がホームページを持っている時代ですので、作るだけではなく、それらの得意分野をアピールする方法でなければ、集客が難しいでしょう。 たとえ「幅広く対応している」方であっても、残念ながら「全て得意」と「全てそこそこ」の違いを一般の方が理解するのは難しいです
これは士業ではなくどのホームページでも言えることですが、まずは1つの分野で専門性をアピールし、そこから広げていくほうが圧倒的にマーケティングが楽なのです。

4.サーチサイトへの無料登録

士業には、地域や特色等でそれぞれをまとめたサーチサイトがあります。
何かに秀でた士業を希望される方にとっては、有用なツールです。
多くの場合、掲載自体は無料で行うことができます。特に何もしていなくても、住所だけは載っている…という場合も多いです。
有料掲載は、どの程度来ているかを見てからでもいいと思いますが、無料でできる範囲のものは記入しておきましょう。

5.ホームページはターゲットを明確に!

いよいよホームページの内容についてですが、
掲載する内容・構成を考える際、ペルソナ設定を行う必要があります。

ペルソナとは?

ホームページのターゲットを、個人像を描けるまで設定し、ユーザーモデルを突き詰めます。
ペルソナを設定することにより、個人の細かいニーズを汲み取り、有効な施策を行うことができます。
[ ※設定したペルソナから外れた人以外には訴求力が無いのでは?と心配されるかもしれませんが、万人向けのサービスは誰向けでもありません。
更に、特定の一人に向けたサービスは、そのペルソナに共感を抱かせることで、高い訴求力を生み出します。

ペルソナ設定で決める物

  • 年齢
  • 性別
  • 職業
  • 家族構成(恋人の有無)
  • 収入
  • 趣味・日課
  • ITにどの程度詳しいか
  • 所持しているデバイス

対象が法人であれば、下記の点も決定してください。

  • 会社の業種
  • 会社の規模
  • 業績等の状態
  • 将来設計
  • 抱えている問題

ここまでの情報は必要ないのでは…?というぐらいまで決めてください。
なにかサービスを検討する際、その設定が生きてきます。

6.採用ページはIndeed、Google for Jobsに対応させよう

資格を持つスタッフや、事務員が足りなくなった…
高額を支払って求人情報誌に乗せるのも手ですが、まずはホームページに載せましょう。

IndeedやGoogleForJobs等の無料掲載をうまく使う

掲載時、きちんと決まった書式で求人情報を乗せれば、IndeedやGoogleForJobsに登録され、検索時に表示が行われます。
意外と定期的に応募が来るので、これは活用したほうがいいでしょう。

また、可能ならば、条件等の情報だけでなく、職場の雰囲気や、目指す人材等の情報も入れましょう。
昨今は人手不足から人材の取り合いになっています。人口減少により今後数十年は人手不足のままかもしれません。ツールをうまく使いましょう。

7.専門的な情報を、わかりやすく掲載しよう。

ホームページを作った以上、検索順位が気になるかと思いますが、どれだけ格好いいホームページでも、作っただけでは検索順位上位をキープできません。
信頼できる有用な情報を、定期的に更新していく必要があります。

Googleが推奨する「E-A-T」

Googleでは「EAT」という基準を用意し、それにそった情報コンテンツを重視しています。
EATとは”Expertise, Authoritativeness, and Trustworthiness ” – 「専門性・権威性・信頼性」の略です。

専門性

これは士業の皆様には得意な部分かと思います。
例えばふんわりとした「ネットの発言には気をつけましょう」と書くより「ネットの書き込みで他人の名誉を毀損した場合には、刑法230条第1項により3年以下の懲役・禁錮、もしくは50万円以下の罰金が課せられます」と書くほうが、専門性は圧倒的に高いですね。
少し手間かもしれませんが、このような専門性の高い記事は大きく評価されます。

権威性

「権威ある先生の書いた記事は大きく評価される」というのも間違いではないのですが、
検索順位の場合、主に「サイト全体が気づいてきた権威」が対象になります。
同じ内容でも、ずっと放置されてきたページ数の少ないサイトに書くのと、大量の判例を細かく記した有用なホームページに乗った一記事では、扱いが異なります。
是非サイトのブランドを育てるつもりで、サイトのコンテンツを書いてください。

信頼性

「疑わしい情報やデマ等を広めていないか」という点ももちろん考慮されます。
ですが、更に気をつけるべき点として、サイトのデザイン等が利便性を欠いていないか、
強引な広告表示がされていないか、お問合せフォームにSSL(情報暗号化)は入っているか、等の点も着目されます。
あくまでGoogleの基本方針は見る人の利便性です。その点を忘れないようにしましょう。

8.BLOGやSNSで温かみをアピール

10年前まで、WEBで必要なのはとにかく情報でした。
もちろん今でも情報は有用ですし、大きな力ですが、SNS時代になって少し事情は変わってきます。
それまでAIDMA【存在を知り(Attention)、興味をもち(Interest)、欲し(Desire)、記憶し(Memory)、行動する(Action)】というプロセスが多くの人の行動原理でした。
しかしSNS時代ではSIPS【共感し(Sympathize)、確認し(Identify)、参加し(Participate)、共有する(Share&Spread)】という流れで、多くの消費者が行動しています。

「ファンを獲得」することは何よりも強い

ファンを獲得することはとても強いです。
なぜなら、何をするにしてもまずファンが広めてくれるから。 何もアイドルになったり、政治家のような発言をしなければいけない訳ではありません。
人となりをBLOGで書く、SNSで話題を作る。そういった1つ1つの努力が、ファンを生み出していきます。
1万人が通う情報サイトを作るのは、とても時間と労力とお金がいりますが、1万人が読むブログや1万人のフォロワーを持つSNSアカウントはたくさんあります。
今から行うなら、こういった「ファンを作る」行動を意識するべきです。

その他にも、ご提案できる施策が
いくつもございます。

CUBEでは、士業サイトを数多く制作してきた経験から、いろいろな効果ある施策をご提案できます。
まずはお問い合わせいただき、現在の問題点、達成したい目標等をお話ください。
担当者がヒアリングさせていただきます。

お問い合わせページ