SEOはもっと「感情的」に考えるべき?「Googleの気持ちになって考えましょう」

SEOについて考えるとき、
よく「システマチック」に考える人が多くいます。

例えば「とにかくこのキーワードをタイトルにたくさん入れておこう」
「○○をアピールしたいから、ホームページの名前に入れておく」
「この見出しは、AというキーワードとBというキーワード、どっちがいいだろう?」

もちろん効果がないとは言いません。
TITLEタグを変えて劇的に効果がでた例もありますし、日々最適化に凌ぎを削っているアフェリエイターも、テキストの見直しにしっかり時間を掛けています。

ただ、考えなければならない点もあります。
Googleは、果たしてそのような「小手先のテクニック」を重視するでしょうか?

例えば「美味しいケチャップ」について、素晴らしい内容が書かれたAというサイトがあります。
そのAというサイトに勝つために、内容がいまいちなBというサイトは、サイトタイトルに「美味しいケチャップ」というキーワードを全ページ挿入しました。

Googleはどう思うでしょうか?
「わあ!このBというサイトは全ページに”美味しいケチャップ”というワードが入っている!Aより上位に表示してあげよう!」

……内容がイマイチなのに?
Aのほうが「美味しいケチャップ」について充実した内容を載せているのに…?

世界中から優秀な人材を集めている「Google」です。そのように単純な法則で動いている訳はありません。

Googleの気持ちに立って考える = 検索を利用する人の気持ちに立って考える

といってもGoogleがどのようなアルゴリズムで検索順位を決めているのか。
そのすべてを理解するのは困難です。
おそらくGoogleのマネージャーでも、全てを把握している人はほんの数人ではないかなと思います。

しかし考えなければいけない点はシンプルです。
Googleが多額の資金・優秀な頭脳を使って行いたいことは唯一つ。「検索した人に対して、ドンピシャなコンテンツを返すこと」です。
すべての検索アルゴリズムは、その1点を行うためだけに組み立てられています。

ならば同じ方針で動けばいいのです。
「検索した人のために、ドンピシャなコンテンツを用意する」

例えば先程のケチャップのサイトならば、こういうコンテンツを作れるかもしれません。
「美味しいケチャップの作り方を、数通りこまかくレシピで紹介」
「市販品のケチャップを比較検討、それぞれどのような料理に合うのかまとめる」
「ケチャップを利用した美味しい料理を紹介」

既存ページのタイトルを細かく考えるより、よほどGoogleが……もとい”検索ユーザー”が重宝してくれるでしょう。

”検索ユーザー”が重宝したかどうか、Googleはしっかり計測しています。
どのぐらいシェアされたのか、ページにどのぐらい居座ったのか、誰かがリンクを貼ったのか
色々指標はありますが、Googleが本当に知りたいのは「検索した人にとってどのぐらいこのページが有益だったか」という点です。

どうでしょう。
これから行わなければ行けない点がわかりやすくなったのではないでしょうか。