米、英の5Gファーウェイ使用に「ロシアにドーピング検査員をやらせるようなものだ」と警告

 

5Gのインフラ機器を巡って、アメリカがHUAWEIを遮断したことは何度かニュースにもなりましたが、今回イギリスがHUAWEI機器の仕様を検討している件について、アメリカが痛烈な警告を出しています。

イギリスのボリス・ジョンソン首相は「ネットワークのコアでない部分については、HUAWEI製品を使用してもいいのでは」というスタンスで、今月後半には決定を下す予定です。

そこで米国代表の一人は、 HUAWEI製品をインフラに組み込むことがいかに危険か について「(国家ぐるみのドーピング違反が露出した)ロシアが、世界代表アスリートのドーピング検査を担当するようなものだ」と、皮肉をこめて例えています。
アメリカとしては、もしイギリスがHUAWEI製品を5Gのインフラに組み込むならば、情報協定を見直すことも視野に入れるとのことです。

なお、この件でHUAWEI 世界政府問題担当ビクター・チャン 氏は「HUAWEIは常に証拠と事実に基づいたアプローチを行っているため、イギリスはHUAWEIを選ぶと確信している」
「HUAWEIは18年以上イギリスで活動しており、オープン性と透明性を通じ、お客様・英国政府との信頼関係を築いてきた」
と、自信のあるコメントを出しています。

なお、諜報に関する情報協定「ファイブアイズ」に属する国について、米国・ニュージーランド・オーストラリアはHUAWEI排除の方針ですが、カナダと英国はまだ排除に関する決定を行っていません。

引用元:Using Huawei’s 5G tech is ‘nothing short of madness’, UK warned
https://news.sky.com/story/trump-delegation-warns-uk-it-would-be-madness-to-use-huawei-in-5g-networks-11908194