コラムコロナ健康・医療・生き方

「コロナ疲れ」から体と心を守る方法

コロナとの戦いも、ひとまず序盤は過ぎたと言えます。このまま終息するのか、それとも中盤戦が始まるのかまだわかりませんが、テレワークや衛生に対する意識は、少なくともワクチンができるまで続ける必要があるでしょう。

そして多くの人が、そろそろ疲れてきているのも確かです。まるで戦場にいるかのように常に警戒しているのは、一般の人にとって易しいものではありません。

オハイオ州立大学の心理学者、メアリーフリスタッド博士は多くの人が疲れを感じていることを問題視しています。

“This is due to so many reasons. One is we’re all experiencing so much change and unpredictability in our life,” Fristad explained. “A lot of people are feeling very anxious, particularly if they’re having financial difficulties, which so many people are. The extra demands of getting through the tasks of the day, when suddenly parents are supposed to be working from home and also providing education for their children, add up to an exhausting schedule for many people.”

https://www.healthline.com/health-news/quarantine-fatigue-is-real-heres-how-to-cope

「これには多くの理由があります。一つは、私達は皆、生活の中で非常に多くの変化と予測のできない事態を経験しているということです」
中略
「多くの人が非常に不安を感じていますが、特に経済的な問題は顕著です。突然、親が自宅で仕事をしながら子供の世話をしなければならず、そのような1日の仕事をやりとげるという要求は、多くの人に疲れをもたらします」

また、他にもコロナウイルスで生じた変化により、疲れを感じる要因はあります。
例えばテレワークで、ビデオチャットの導入が進められました。ずっとカメラに見られながら、質の悪いマイク越しに意思疎通を図ることは、思っているよりストレスになります。

更に、「刺激がないこと」もストレスの一つです。
人には「適度な刺激」が必要です。
大きすぎる刺激はもちろんストレスですが、刺激がなさすぎるのもストレスになるのです。
「コロナ禍によるストレス」と「自粛による刺激のなさ」という2つの要因により、人々の心は今良くない状態に留め置かれています。

「コロナ疲れ」に対し何が出来るか

運動のルーチンをつくる

これはコロナ関係なく健康になるためのポイントですが、現代人の多くは運動が足りていません。
そして外出自粛・ジムの閉鎖が起きている今、特に運動が不足しがちでしょう。

1日30分でいいので、運動の時間を設けることをおすすめします。
体の筋肉の70%は下半身にあります。スクワット等で脚を鍛えるなら、運動不足を軽減することが出来ます。

疲労感があるときでも、運動し血行を良くすることで「疲れ」が取れることもある

日光を浴びる

太陽の光は、体に直接的な益を及ぼします。
体に必要なビタミンDの半分は、太陽光が紫外線でコレステロールを変化させることにより賄っています。
また、体温調節による免疫力強化、自律神経の調整等も日光浴のメリットです。
(参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E5%85%89%E6%B5%B4#%E6%97%A5%E5%85%89%E6%B5%B4%E3%81%AE%E5%BF%85%E8%A6%81%E6%80%A7

もし出勤時間に日光浴していた人が、テレワークでカーテンを閉じたまま1日を過ごすなら、色々な弊害がでるでしょう。
朝はカーテンを明けて日光をしばらくを浴びて下さい。

アルコールを毎日飲まない

コロナウイルスによる自粛規制により、実はアルコールの消費が拡大しています。
バーやお店で飲む場合、お金はかかりますし、行くことへのハードルが多少の抑止力になっていました。
しかし娯楽が少ない中、自宅での晩酌を毎日行ってしまい、アルコール摂取料が増えた人がいます。
また、ZOOM飲み会等のビデオチャットでの飲み会は、もちろんコロナへ対応したすばらしい取り組みの一つですが、参加のハードルが低いため、毎日開きがちです。
また、終わるタイミング等が遅くなりがちなため、アルコール摂取量も多くなってしまいます。
これらの点に十分気をつける必要があるでしょう。

誰かを助ける

毎日5人に連絡を取る「ファイブコネクト」という運動も勧められている

時間に余裕がある人、コミュニケーションの不足にストレスを感じている人は、しばらく話していない人に連絡を取ってみましょう。

実際にあえないとしても、幸いながらコミュニケーションを取る方法はたくさんあります。
連絡を取るというそれだけで、今は多くの人の「コミュニケーション不足」を解消してあげることができるのです。

そしてコロナウイルスにより、経済的な打撃を受けている人や、精神的に疲れている人が多くいます。
そういった人に、直接的な支援はできなくても、話を聞いてあげるだけで助かることもあるでしょう。

私達のほとんどは、医療従事者としてウイルスと戦うことは出来ないかもしれませんが、「自衛すること」「他の人を助けること」はできます。
これも立派なウイルスとの戦いです。

参照:https://www.healthline.com/health-news/quarantine-fatigue-is-real-heres-how-to-cope#How-are-people-holding-up?

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