6月21日(日)、WHOは183,020名の新規感染者を報告しました。これは4月のニュースではありません。今起きているニュースです。
日本では休業要請や、都道府県間での移動も緩和され、コロナ以前の生活を取り戻しつつありますが、アメリカやブラジルではむしろ今が最高潮、新規感染者の記録を更新し続けています。
それにも関わらず、ニュースではコロナの話題が消えつつあります。
日本のメディアだからでしょうか?たしかにそれもあります。しかしアメリカのニュースサイトでも、多くの話題は「BLM」デモの話題です。
コロナを「無視する」選択
なぜこのようなことが起きるのでしょうか。
今死者が大量に出ているのはコロナウイルスに他なりません。「BLM」や尖閣諸島についても確かに大きな問題ですが、1日に5000人近くが亡くなっていることは小さな問題でしょうか?
残念ながら、世界(特にアメリカ)はコロナウイルスに飽きてしまったのです。
世界中でロックダウン等の規制が緩和されつつあります。
それは日本や韓国・台湾のようにコロナを解決したからではありません。
今なお感染者が増え続けているアメリカやヨーロッパでも緩和が行われています。彼らはコロナウイルスによる犠牲をある程度許容し、経済再開に舵を切ったのです。
これは非常にリスクの高い賭けです。
コロナウイルスが終息するという現実的な要素(ワクチンや抗体)は、まだ何もありません。
しかし悲しいかな、社会保障が日本程発展していない国(世界のほとんど)において、経済活動の停止はそれだけで死を招く要因であることも確かです。
そのためこのような選択も、ある意味選択肢の一つとして成り立ってしまうのです。
「解決した国」と「無視する国」の競争
かといって、私達の取るべき行動はあまり変わらないでしょう。
万一のためにソーシャルディスタンスへの意識を保ちつつ、最大限の経済活動を行うことです。
しかし国際問題に関しては、これから少しの問題が起こるでしょう。
いくつかの国は、日本からの訪問客や、国内への訪問を解禁するよう外務省に求めています。(まずはビジネス目的での渡航、その後観光客も)
もちろん外務省は慎重な姿勢を見していますが、「コロナを無視する国」同士では、今後ビジネス客はもちろん、海外旅行客の行き来も解禁される可能性があります。
そうなった場合、おかしな話と思われるかもしれませんが、「コロナを無視する国」のほうが早期に経済的な復帰を果たすかもしれないのです。
もちろん事はそう単純ではないため、いろいろな要因が絡むことになります。
中国の好戦的な態度や、アメリカ国内の問題、大統領選挙、EU内の意思も重要な要素です。いずれにせよ大きな変化はこれからです。
日本国内にいると、コロナが「それほど大きな問題ではなかった」という感触を持つかもしれませんが、まだ「めでたしめでたし」とは程遠い状況に世界はいます。
もしあなたが経済を意識する位置にいるのならば、数々の情勢に対して、未だ敏感である必要があるでしょう。
参照:https://www.cnet.com/news/coronavirus-in-new-and-dangerous-phase-as-cases-hit-record-daily-high/
【福岡求人】メディアサイト運営アシスタント募集
Thank you very much for sharing, I learned a lot from your article. Very cool. Thanks. nimabi