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シンガポール 出産した夫婦に80万円+追加の出産手当金支給 – 出生率最下位への対策

少子化問題に苦しんでいるシンガポール政府は、新型コロナウイルスの流行期間中、赤ちゃんを産んだ家庭に特別ボーナスを支給するようです。

6日、シンガポールのストレートタイムズやBBCなどによると、シンガポール政府は新型コロナによる失業難や、通院への不安から、多くの夫婦が出産を避けていると判断し、このような決定を下しました。

シンガポールのハンス·ウィキット副首相兼財務相はこの日、「コロナによって、夫婦が出産計画を延期しているという話を聞いた」とし、具体的なボーナスの支給額などは今後発表するとのことです。

現行法によると、シンガポールは赤ちゃんを産んだ夫婦に最大1万シンガポールドル(約78万円)の出産手当金を提供します。今回の発表は、この78万円に更に追加で手当金を交付するとの報道です。

2020年現在、シンガポールの人口のうち、0~14歳が占める割合は12.3%で、世界193カ国中193位、最下位です。(なお、香港が更に悪いのですが……)
ちなみに日本は192位とその次に悪い順位です

更に本日発表となった厚生労働省の発表では、妊娠届の件数が17.1%減少する等、さらなる少子化が懸念されています。
(なお、この生み控えという表現にもSNSを中心に反発がおきています)

厚生労働省は21日、今年5月に全国の自治体が受理した妊娠届の件数が、前年同月比で17・1%減少したと発表した。5~7月でみると減少幅は1割超。新型コロナウイルスの影響で、産み控えが広がり、来年の出生数が減少することが懸念される。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20201021-OYT1T50127/

ちなみに先進国以外では、逆に避妊具の不足等から望まない妊娠の増加が増えているそうです……両極端な状況ですが、どちらも暗いニュースというところに暗澹たる気持ちが渦巻きます。

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