英国は、ファイザー製の新型コロナウイルスワクチンを、世界で初めて承認した国となりました。
早速接種の体制を整える模様です。
英国の医薬品規制当局であるMHRAは「ファイザー製ワクチンが最大95%の防御力を提供し、安全に使用できる」と保証しました。
最初の80万回分は来週から入手可能になるとのことです。
ただし、80万回分は優先すべき人から割り当てられます。
介護施設や介護福祉士の高齢者が優先順位のトップで、80歳以上や保健・介護職員がこれに続いています。
しかしながら、ファイザー製ワクチンはマイナス70度で貯蔵する必要があるため、最初の予防接種は病院で行われる可能性が高いと見られています。
各老人ホームの住民は、貯蔵・運搬体制が整った後でなければ、予防接種を受けられないかもしれません。
ハンコック氏によると、ワクチンはベルギーのファイザー社によって緊急で生産・出荷され、年内に「数百万」もの接種が行われる見通しです。
たたし、現在健康な一般の人たちは来年接種となる可能性が高い、とのことです。
日本でもおおよそに多様なスケジュールになるでしょう。
NHS(イギリスの国民保険サービス)CEOは「わが国史上最大規模の予防接種キャンペーン」を行うため準備をしているとのことです。
……イギリスの方が「史上最大」という表現を使うと重みがあります。
ただし、「まだ警戒していなければならない」フェーズであると多くの医療関係者が述べています。
ワクチンは治療薬とは違うため、耐え忍ぶべきこの最後の時間を、しっかりと警戒していきましょう。
参照:https://www.nbcnews.com/news/world/u-k-becomes-first-country-approve-pfizer-biontech-covid-19-n1249651
https://edition.cnn.com/2020/12/02/uk/pfizer-coronavirus-vaccine-uk-intl-hnk/index.html