今海外と行き来する際、基本的には14日間の検疫がどの国でもつくことになります。
これは入国だろうと出国だろうと義務付けられているので、例えばアメリカに行く場合は、
日本からアメリカへ渡航 → アメリカで14日間隔離 → アメリカから帰国 → 日本で14日間隔離 と、最低でもまるまる1月近く隔離された生活を送らないといけなかったわけです。
しかし、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)はこのガイドラインを見直し、症状がない場合は10日の検疫、新型コロナウイルス陰性ならば7日の検疫で十分かもしれない、とのことです。
ただ、この改正は検疫期間さえ過ぎれば何をしてもいい、というものではありません。 検疫後も症状を監視し、注意を払う必要があります。
更に、CDCのガイドラインはあくまでガイドラインなので、実際の検疫期間は、州がそれぞれ定める期間を守る必要があります。あなたがもしアメリカに旅行するとして、旅行先の州が14日間必要だ、というのであれば14日の間隔離される必要はいまだあるのです。
「検疫期間を短くするメリットは?リスクしかないのでは?」と思うかもしれませんが、検疫期間を短縮することで、より多くの人に検疫期間を遵守してもらうことが可能になります。
……どうやっても「14日なんて無理だ」といって守らない人が出てくるのでしょう。それが「7日」ならば、ギリギリ頑張ってもらえるのではないか、という切ない期待です。
アイルランドは5日で検疫期間が終了することも!
ちなみに7日より、さらに短い検疫期間の国もあります。
アイルランドは、入国時に受けたPCR検査が陰性の場合、14日間の隔離機関終了を待たずして検疫期間が終了します。
ただし、入国時迅速にPCR検査を受けられるか、また結果が5日で出るかは確実ではないそうなので、予約等をお勧めしているようです。
しかしながら、結局のところ多くの人たちにとって、一般的な海外旅行はまだ先になりそうです。
日本の一般的な会社員で、往復7日の検疫期間を確保できる人はごく少数でしょう。
今はとにかく、ワクチンがはやく流通し、コロナ前の海外旅行を再開できる日を待ち遠しく思います。
参照:https://www.cdc.gov/coronavirus/2019-ncov/if-you-are-sick/quarantine.html
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