Clubhouse(クラブハウス)と既存SNSの違い|招待制音声コミュニティで何ができる?
1月末からネット上で話題になっているアプリ・「Clubhouse(クラブハウス)」。人気に火が付くとあっという間に話題となり、一時はユーザー登録に必要な招待コードがフリマアプリで出回る事態に。
Clubhouseとは音声で繋がるSNSですが、音声SNSはすでにSkypeやLineといったサービスが普及しています。既存SNSと一体何が違うのでしょうか?
Clubhouseには、「完全招待制」「音声のみ」「配信者とリスナーが混在」という3つの特徴があります。これは今までありそうで無かった特徴です。
この記事では、Clubhouseでできること、そして既存SNSとの違いについて解説していきます。
「Clubhouse(クラブハウス)」とは?
「Clubhouse」とは、アメリカのスタートアップ企業「Alpha Exploration Co.」が運営する音声SNSアプリです。
現在はiOS版のみがリリースされており、Android端末では使用することができません。
Clubhouseの一番の特徴は、やり取りを音声のみに限定している点です。チャットや投稿機能が無いため、ツイッターやFacebookなどに慣れている方は戸惑うかもしれません。
一方で、ほかのユーザーをフォローしたり、会話のルームを覗いたりすることはできるため(鍵付きを除く)、LINEよりもオープンなネットワークが構築されています。
今までありそうで無かった、音声だけで多くの人たちと繋がるSNS。それがClubhouseなのです。
「Clubhouse」で何ができる?
Clubhouseでできることは主に2つ。
「配信されている会話を聞くこと」と「自分で会話を配信すること」です。
Clubhouse上での会話は、「ルーム」という会話をする部屋を作って行います。
ルーム内のユーザーは「スピーカー」という発言可能なユーザーと、話を聞く「オーディエンス」に分けられます。
もちろん、鍵付きに設定すればプライベートな会話も可能です。
それぞれの機能について、より詳しく見ていきましょう。
配信されている会話を聴く
Clubhouse上で配信されている会話は、ほかのユーザーたちも聴くことができます。配信中の会話を聴くだけでもいいですし、ルームのスピーカーが許可をすれば、オーディエンスが飛び込みで会話に参加することも可能です。
すでに多くの方がClubhouse上で対談を企画したり、いろいろなユーザーと雑談を楽しんだりしています。特に、ネットビジネスやネット集客を得意とするユーザーは力を入れており、ツイッター上では毎日多くの企画が宣伝されています。
また、中には思わぬ出会いを経験したユーザーもいるようで、普段は遠い存在の方とも話せるチャンスがあるようです。
自分で会話を配信する
自分でルームを作ると、自分がスピーカーとなって、会話を主催することができます。
ルームには3つの公開範囲があります。
- オープン
誰でも入室可能 - ソーシャル
フォロー中のユーザーのみ入室可能 - クローズド
招待したユーザー以外非公開
オープンは、対談や講義に、ソーシャルは仲間内での会話に、クローズドはプライベートな会話に向いています。
「Clubhouse」は退会の方法がややこしい?
SNS上で「Clubhouseは退会できない?」という声が上がり、話題になっています。
Clubhouseアプリから退会処理ができないようで、退会するにはサポートデスクへメールで「英文で」メールを送る必要があるようです。
現時点では日本語でのサポートに対応していないため、英語が苦手な方にとっては不安材料かもしれません。
ただ、退会方法をまとめた情報を発信しているユーザーもいるため、そちらを参考にしながら手続きを行えば問題無さそうです。
まだ話題になって新しいSNSのため、退会するユーザーは少ないですが、現在のシステムのままだと、後々問題になってきそうですね。
Clubhouseと既存SNSの違い
Clubhouseには、今までのSNSと違い「完全招待制」「音声のみ」「配信者とリスナーが混在」という3つの特徴があります。
機能を1つずつ見ると、ほかのSNSにも組み込まれていますが、Clubhouseはあえて機能を限定し、それらを組み合わせることで価値を生み出しています。
どのような価値を生み出しているか、具体的に見ていきましょう。
登録は完全招待制(1ユーザー2人まで)
Clubhouseに登録するには、すでに登録しているユーザーから招待してもらう必要があります。しかも、1人のユーザーが招待できる上限は2人まで。非常にクローズドなSNSであると言えます。
2人を招待するとなると、おそらく関係が近い人や、信頼できる人を選ぶのではないでしょうか。つまり多くの場合、自分が本当に音声で繋がりたい相手だけを招待することになります。
この仕組みはユーザー同士の交流を濃いものにすると同時に、SNS内の安全性向上にも寄与すると考えられます。
会話は文字よりも個が露出するため、上限を設けた招待性は適した仕組みだと言えます。
やり取りは音声のみ
Clubhouseは音声に特化したSNSです。多くのSNSが文字でのコミュニケーションに特化している中で、音声のみに限定しているのは新鮮味を感じます。
音声でのやり取りは文字よりも情報量が多く、より細かなニュアンスが伝わります。そのため、魅力的なスピーカーに出会えれば、生の会話を聞けることはとても魅力的なコンテンツではないでしょうか。
今まで、音声でのやり取りは、LINEやZoomなど、プライベートな繋がりをベースにしたプラットフォームに採用されていました。しかし、「招待制」と「公開範囲」で制限をかけることで、これをSNS上へ持ち出すことに成功しています。
配信者とリスナーが混在している
配信者とリスナーが混在しているという仕組みは、今までのSNSにはありませんでした。
10年ほど前に、インターネットラジオが流行った時期がありましたが、配信者とのやり取りは掲示板を使ったり、チャット機能を使ったりと、明確に配信者とリスナーが分けられていました。
しかし、Clubhouseでは、配信者とリスナーが同じプラットフォーム内にいるため、いつでも役割を変えることが可能です。
例えば、対談のリスナーを配信者が指名して会話に参加させることもできますし、配信者がバトンタッチしてリスナー側に回ることも可能です。
今までの音声プラットフォームには無かった、フレキシブルな配信が可能なのです。
「Clubhouse」はコロナ禍に人をつなぐアプリ
Clubhouseがこれほど流行した背景には、コロナ禍で人に合えない環境があると考えています。
リモート環境が一般化しつつある今、人と会わなくてもコミュニケーションが取れるようになりました。
しかし、実際に会って話したいという欲求は、多くの人たちが心に秘めているのです。
音声とは、感情がより鮮明に伝えられる方法です。快適なリモート環境を手に入れても、そこに感情のやり取りが無いと心が停滞することもあると思います。
「誰かの声が聴きたい」「誰かと話がしたい」
そんな欲求こそが、Clubhouseに人々が集まる源泉ではないでしょうか。
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このライターは実際にクラブハウスを使ったことがあるのか?
そう思わざるを得ない中身のない記事だった。
インターネットで調べて書いているにしてもリサーチ不足が否めない。
おそらく大学生あたりが安いギャラで書いているのではないだろうか。