コロナウイルス感染拡大防止のため、多くの国がロックダウンしてから2ヶ月が経ちました。
感染者数は日に日に減少しているため、規制緩和に踏み込んでいる国も多くなっています。
しかしながら、まだまだ新規感染者は多く確認されているのが実情です。
アメリカ 多数の感染者が出続けているが、多くの州で規制緩和
たとえばアメリカのジョージア州では、レストラン・サロン・ジム等、接触を含むサービスですら開始しています。
ジョージア州はコロナが収まっているのでしょうか?むしろ逆で、他の州より多い感染者数を未だに記録し続けています。
ジョージア州がコロナウイルス第二波の拠点になるのではないかと、非難の声も上がっています。
イギリス 細かい規制で困惑する国民
未だ多数の死者が出ているイギリスでは、ソーシャルディスタンスを維持したまま、なんとかロックダウンを解除しようとしていますが、
複雑なルールを制定しているため、それらを国民が守れるのかどうか、議論になっています。
例えば公園等で世帯を別にする人と会うことはできます。ただし屋外で、2m以上離れている必要があります。また、バーベキュー等の食事は禁止です。
また家で仕事ができない人に限っては、出勤がみとめられます。「自粛養成するならまず出勤を止めろ!」と日本でも声があがっていましたが、このあたりの事情は世界共通のようです。
更に園芸用品店は再開が許可されました。決して不要不急な店ではない気がしますが、このあたりはとてもイギリスっぽいですね。
韓国では学校が再開
韓国ではいくつかの学校が再開しました。
生徒たちの机にはカバーが設置され、皆マスクを着用しています。
校舎に入る前には体温を測定し、もし37.5度以上の熱が確認された場合には、救急車で最寄りの医療機関へ搬送されます。
もし学校内で陽性反応を出した生徒がいた場合は、全ての教師・生徒が全て帰宅し、学校内の消毒を行うとのことです。
いち早く封じ込めに成功した韓国ですが、フィットネスクラブ等で起こる感染再発が問題になっています。
しばらくは再開方法等について、試行錯誤が続きそうです。
日本 多くの県で宣言解除するも、結果は注視する必要あり
そして日本でも、多くの県で緊急事態宣言が解除されました。
あらゆる店が再開し、デパート等も開きました。飲食店等も営業を再開しています。
しかしこれが本当に正しかったかどうかは、解除後2週間ほどしてから明らかになります。2週間経過し、あまり感染者が増えていなければ成功、もし感染拡大が再度確認された場合は、もう一度緊急事態宣言を行う可能性も否定できません。
北海道や、東京を含む関東周辺については、未だ基準値内に感染者数が収まっていないため、緊急事態宣言は継続しています。
「直近1週間の新規感染者数が10万人当たり0・5人程度以下」が一つの基準です。
今月末に果たして基準をクリアできるのか、また先に解除した県で再発が起こっていないか、それらを元に判断されるかと思います。