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Google、ネットデマや詐欺等の警告サイトを立ち上げ

ネット上のデマ・詐欺は長年多くの人や企業を悩ませてきましたが、特にコロナウイルではその問題が顕著に現れました。

例えばドイツでは、補助金システムの悪用で多くの金が詐欺集団に渡ったり、アメリカでも、新型コロナ関係の詐欺だけで被害額が4000万ドル(40億円)を超えるといいます。

例えば、ウイルス蔓延を防ぐため、テキストメッセージで社会保障番号・銀行口座・クレジット番号等を入力させる詐欺がアメリカで流行りました。
いかにもそれらしいメッセージで「感染拡大のため」といい盗み取るのです。

Googleが今回非営利団体と共同で立ち上げた「https://scamspotter.org/」は、そういった詐欺を見分けるための手法がまとめられています。

例えば詐欺師が使う多くの方法には、以下の3つの点があるとのことです。

詐欺に引っかからないための3つの方法

1.急がず、ゆっくり対応する

Scammers often create a sense of urgency so that they can bypass your better instincts. Take your time and ask questions to avoid being rushed into a bad situation.

https://scamspotter.org/

詐欺師は、あなたの判断力を奪うために、多くの場合切迫感を演出します。そのような急かす雰囲気に流されないよう、疑わしい時は時間をかけて質問をしましょう。

詐欺師が言うかもしれないこと:「急いで行って貰う必要があります。今すぐお支払いいただけない場合は、法的措置を取らせていただきます」

2.再確認する(折り返す)

Do your research to double check the details you’re getting. If you get an unexpected phone call, hang up. Then look up the bank, agency or organization that’s supposedly calling and get in touch directly.

内容を二重チェックするために、しっかりと確認を取りましょう。
不意の電話がかかってきたら、一旦電話を切りましょう。
その後、電話をかけてきたと思われる銀行、代理店、組織を調べて、直接連絡を取りましょう。

3.支払わない!

No reputable person or agency will ever demand payment on the spot. Often, scammers tell you to go buy gift cards—which are meant only to be given as a gift, not as payment under threat. So if you think the payment feels fishy, it probably is.

有名な会社や機関が、その場で支払を要求することは決してありません。
多くの場合詐欺師はギフトカードを購入するよう指示しますが、ギフトカードは贈り物に使うものであり、脅迫的な支払いに必要なものではありません。
「この支払いは怪しいと思う」と感じる場合、それはたいてい詐欺です。

その他にもサイト内では個別のケースで指針をわかりやすく記載しています。

たとえば、「新型コロナウイルス関連のデマや詐欺に対処する方法」は以下のとおりです

  • 営業マンより医師を信頼する
  • 政府関係の情報を見る
  • 給付金等はこちらから払う必要は一切ない

その他、「これは詐欺でしょうか」と判断するクイズ等も用意されています。

ネットが多くの人の物になってきた現代、詐欺も巧妙に成りつつあります。
特に伝染病や災害時等の緊急事態では、致命的な詐欺・デマが広がることもあります。
(例えば日本では、次亜塩素酸水のデマ等により、健康被害が懸念されています)

まだこのサイトは英語でしかリリースされていませんが、効果が確認されれば日本でも同様のものができるかもしれません。

緊急時には情報の判断力が明暗を分けます。しっかりと真偽を確認できる力を身に着けましょう。

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