全ての都道府県で緊急事態宣言が解除されて2週間、東京アラート等、まだまだ警戒すべき点はありますが、おおよそ緩和ムードが広がりつつあります。
かつてはニュースサイトの1面がコロナ一色でしたが、今ではコロナ以外のニュースが大半を占めるように成りました。
その中でもアメリカの人種差別抗議デモについてのニュースは、世界中で話題になっています。アメリカのニュースサイトでも、ほとんどトップの話題はデモのニュースが多いのですが、日本とは違い、アメリカではまだコロナウイルスは終息していません。
14の州で過去最高の感染者数
アメリカ全土での6月8日の新規感染者数は「19,044人」です。日本の”累計”感染者数が「約17,000人」であることを考えると、恐ろしい数の感染者であることがわかります。
ただし3月末からずっと、1日の新規感染者が2万人を超えていることを考えると、既知の方には驚くべきことではないかもしれません。
これでも一応新規感染者数はゆるやかに減少していっているのです。
いくつかの州では、未だロックダウンを続けています。それが功を奏し感染者数が減少しているのです。
しかしながらまったく楽観視はできません。14の州では、直近7日間の感染者数が過去最高を記録しました。(アラスカ、アリゾナ、アーカンソー、カリフォルニア、フロリダ、ケンタッキー、ニューメキシコ、ノースカロライナ、ミシシッピ、オレゴン、サウスカロライナ、テネシー、テキサス、ユタ)
特に都市部から離れた州で多く流行しており、そういったところでは医療リソースが非常に限られているため、十分な医療を提供することに問題を抱えています。
十分な医療を提供できなくなった場合、感染者数を計測することすら難しい問題となります。
更にそういった地域では、貧困者や移民等も多く暮らしています。
病気のために仕事を休んで病院に掛かったり、入院したりするということは、彼らには難しい状況です。
感染者の追跡や計測、また拡大防止を行うには非常に厳しい地域と言えます。
デモ活動等による第二波の懸念
他にも問題があります。冒頭にも述べた通り、現在アメリカでは警察の残虐行為に対する抗議活動が行われています。
これらのデモ活動は2週間前から行われており、あらゆる人が外を並んで行進し、大きく声を張り上げました。
正義の主張かもしれませんが、感染症の拡大リスクが非常に高い行動です。
もし患者が増えるとしたらこれからの数週間に数字として現れます。
アメリカにとって厳しい時間は続く
これからもアメリカは非常に厳しい戦いを強いられるでしょう。コロナウイルスの問題、人種差別の問題、そして中国との競争激化。
一つでも簡単ではない問題が3つも重なって起きています。
大統領選が控えていることもあり、多くの波乱が予想されます。
しかしアメリカが未だ強大な力を持った国であることも忘れてはいけません。世界がwithコロナの時代へシフトチェンジする際、最も力を発揮するのはアメリカが誇るIT企業です。
FAANGを始めとしたそれら企業は、遺憾なく力を発揮していますし、それらへの期待値からかNASDAQ株価指数は史上最高値を記録しました。
問題を解決するのではなく、むしろ問題を抱えたまま猛進する姿は、アメリカならではと言えるかもしれません。
彼らがどのようにこの問題と向き合い、人々の生活を変えていくのか、注視していく必要があります。
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