先程NHKより報道があり、本日都内で新たに100人以上のシンガタコロナウイルス感染者が確認されたとのことです。
再宣言はありえるのか
西村康稔経済再生担当相が示している「緊急事態宣言 再指定の基準」は以下のとおりです
(1)直近1週間の新規感染者数が人口10万人中5人以上
(2)感染者が2倍になる倍加時間が10日以内
(3)経路不明が半数以上
参照:https://www.sankeibiz.jp/macro/news/200526/mca2005260833007-n1.htm
1)については、東京都の人口は約1400万人ですので、一週間のうち700人が見つかるとこの基準を超えることになります。
これまでは1日に100人以下でしたが、今回1日に100人以上が見つかりましたので、1週間現在と同じ人数が見つかり続けた場合基準値を超えます。
2ついては先週6月22日の感染者数は29人でした。こちらも基準値を超えています。
3については、本日見つかった100人の経路判明率がまだ明らかにされていません。
ただし、昨日1日の新規感染者数が67人、うち経路不明者は20人とのことでしたので、3の基準だけはまだ基準値未満かもしれません。
緊急事態宣言の再発令 あるかどうかはまだ不明
ただし、これら基準を超えたからといって即時、再宣言があると決まる訳ではありません。
どの程度医療リソースが空いているか。平均的にどの程度広まっている可能性があるのか。検査数増加の影響があるのか等を判断した上で、都知事等が決断する形になります。
数ヶ月前とは違い、「自粛が無駄である」との意見も見られるようになっています。
折しも都知事選前ということもあり、この辺をどのように判断するのか、多くの議論が巻き起こる形になりそうです。