Apple Watch が特殊な周波数で水を排出する様子を、ハイスピードカメラで撮影してみた!
Apple Watch (Series 2 以降)は耐水性を備えており、腕に装着したまま海やプールで泳ぐことができます。水に浸かった後、スピーカーに溜まった水を排出する機能を備えていますが、水が排出されるのは一瞬です。いったい、どのように排出しているのでしょう? イギリスの俳優・監督であるGavin David Free氏が、ハイスピードカメラでその様子を撮影していますので、紹介します。
私は、職業柄よく考えていることがあります 「スローモーションで撮ったらどうかな?」って。
ありがたいことに、私はこのハイスピードカメラで即座に確かめることができます。
Apple Watchは、デジタルクラウンを回転させると、スピーカー自体を使用して2つのスピーカーホールから内部の水を排出することができます。今回はその様子をスローモーションで撮影してみましょう!
その前に、まずApple Watchをウォーターロックモードにして
泳ぎます!
よし!これでしっかり濡れていていい感じです。
プローブレンズとライトを用意して、Apple Watchのスピーカーの穴の様子を撮影しましょう。
スピーカーのサイズは8mm×1mmと非常に小さい為、レンズを使って大きく拡大し、光を強く当てて撮影します。
80倍遅くして、スピーカーに溜まった水がどのように排出されるかを確認してみましょう。
これだけの量の水が出てきました。実際のスケールで見るとこのようには見えませんが、拡大して観察すると驚きの量ですね。
最初に水が出た後は、まだ水が多く残っているように見えますが。
一旦停止した後、再びスピーカーが振動し残った水が飛び出てきました。
レンズを通してみることで、実際は非常に小さいはずの水滴をこれほど大きく観察できるのは、非常に面白いですね。
このように通常のスケールで撮影すると、水滴がいかに極小のものであるかがよく分かります。
逆にスピーカーの中に空気を含ませて水中で動作させると、スピーカーからの衝撃波をはっきりと観察することができ、特定の周波数で泡が振動している様子が確認できます。非常に面白いですね!
ハイスピードカメラで確認すると、Apple Watchがどのように水を排出しているのかよく観察できました。スピーカーを有し、かつ耐水性が必要な時計が実現する、非常に興味深い手法でした。皆さんも楽しんでいただけたら嬉しいです!
今回のGavin David Free氏の動画では、マクロレンズとハイスピードカメラを用いて、普段では観察することが難しい様子を撮影していましたね。実際に動画みるとその様子がよく分かりますので、ぜひ以下リンクをチェックしてみて下さい!
出典
How the Apple Watch Ejects Water in Slow Mo – The Slow Mo Guys
https://www.youtube.com/watch?v=EIEwy8rPik4&feature=emb_title