野口聡一さんいよいよ打ち上げ→ISSへ!プロフィール、ミッション等解りやすく徹底解説!
11月15日(日)午前9時49分、日本の宇宙航空界に激震が走ります!そう、JAXAの宇宙飛行士、野口聡一さんが、いよいよ、米スペースX社のクールドラゴン宇宙船に乗って、ケネディ宇宙センターから、国際宇宙ステーション(以下ISS)に向けて出発するのです。
おかげで私もお仕事をいただけました!ありがとう、野口さん!!
というわけで、今回は、野口さんのプロフィール、ISSでのミッションから生活にいたるまで、まるっと解りやすく徹底解説します!
今さら聞けない野口さんってどんな人?
まず、野口さんのプロフィールから紹介していきましょう!(by JAXA)
- 1965年、神奈川県横浜市生まれの55歳
- 1991年、東京大学大学院工学系研究科航空学専攻修士課程修了
- 2005年、スペースシャトル・ディスカバリー号によるISSの組み立てミッションに参加
- 2009年、ISSに約5ヵ月半滞在
- 2020年、東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻博士課程修了
野口さんは55歳だったんですね。実は私と同世代です。いくつになっても、やる気さえあれば、何でもできるんですね。
学歴もさすがですね。舌をかみ切りそうなくらい立派な学歴です。
野口さんの宇宙でのミッションは今回で3回目になります。なんとISSの組み立てからかかわっていたんですね。凄いです。
ISSの滞在も今回で2回目になります。前回は約五ヵ月の滞在でしたが、今回は約半年間滞在する予定です。
で、最後に、野口さんはフロリダ州にあるケネディ宇宙センターに到着した後におこなわれた記者会見で次のようにコメントしています。(by NHK)
大変な時期ですが、日本で応援してくれている大切な皆さんのためにもこのミッションをお届けしたいと思っています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20201109/k10012701921000.html
では、簡単ながら、野口さんのプロフィールを紹介し終わったところで、いよいよ、野口さんがISSでおこなうミッションについて、詳しくご紹介していきたいと思います。
野口さんはISSでどんなミッションをおこなうの?
野口さんがISSにある日本の宇宙実験棟「きぼう」でおこなう主なミッションは次の3つです。(by JAXA)
まず、紙、ポリエチレン、アクリルや実際に宇宙船内で使われている難燃性の材料などの固形材料について、燃焼実験をおこないます。この実験によって、微小重力下における固形材料の燃焼性評価の国際的な基準を日本主導で策定し、宇宙での火災に対する安全技術の向上に貢献することができます。
月や火星への有人探査ミッションが視野に入ってきた現在、宇宙船などの安全確保に関するこのミッションは非常に重要です。
次に、ヒトに由来するiPS細胞からつくった肝前駆細胞などからなる肝臓の元と血管を模した構造体を一緒に封入した容器を使って細胞培養実験をおこないます。
きぼうは、微重力状態で、重力の影響がほとんどないために、細胞を実際の臓器のように立体的に培養するのに有利だと考えられています。
この実験によって、特に大きな血管を伴った立体的な臓器の作製技術に関する知見を深め、iPS細胞を使った再生医療の発展に貢献することができます。
そして、最後はアジア・太平洋地域のハーブ種子を利用した植物実験プロジェクトです。
ハーブの種子を埋め込んだ植物栽培用の容器を使って、1か月間、ハーブの種子の栽培実験をおこないます。
栽培したハーブは凍結して地球に持ち帰り、日本とマレーシアの研究者が香気成分、代謝生産物などについて調べます。
この実験には、比較的に取り組みやすい植物を使って、宇宙生物学的な実験をおこない、アジア・太平洋地域における研究者の育成・発掘を図るという目的があります。
また、この実験では、アジア・太平洋地域の国々から提供された種子をISSで保管した後に、地球に持ち帰り、その後、その種子を提供元の各国に返還して、各国で科学教育などに活用してもらう予定もあります。
この他にも、野口さんは、東北復興宇宙ミッション2021(TOHOKU2021)、宇宙放送局(Space Studio KIBO)、超小型衛星放出ミッション(J-SSOD)などさまざまなミッションに挑みます!
特に、東北復興宇宙ミッション2021(TOHOKU2021)では、東日本大震災から10年の節目を迎えるにあたり、日本から全世界へ、復興支援への感謝の気持ちと震災の記憶・教訓を伝えるメッセージがきぼう船内で撮影されます。
野口さん、日本の科学技術の発展のために、是非とも頑張ってください!
野口さんはISSでどんな生活をするの?
では、最後に野口さんがISSでどのような生活をするのかご紹介しましょう!(by JAXA)
ISSは1時間30分で地球を一周します。そのため目まぐるしく朝と夜がやってきます。
そこで、ISSでは、24時間単位で睡眠、食事、運動、仕事などのスケジュールが決まっています。しかも、週休二日制です。宇宙飛行士たちは、休日には、DVDを見たり、音楽を聴いたり、本を読んだり、インターネットをしたりして休暇を楽しんでいるそうです。
ところで、九州男児で酒豪の私がこれらのなかでも特に気になったのは食事です。みなさんは野口さんがどのような食事をするのか気になりませんか?
というわけで、野口さんが食べる宇宙食について少し詳しく掘り下げてみます!
まず、気になったのはこれですね。
私の大好物です。しかし、ISSは残念ながら禁酒・禁煙です。つまり、私にとって、亀田の柿の種シリーズは、酒のつまみであり、酒のつまみであって、酒のつまみ以外の何物でもないわけですが、ISSではおやつということになります。残念!
続いては、こちらです。
コンビニエンスストア大手、ローソンの定番メニューからあげクンの宇宙食バージョンですね。にしても、やはりこちらもなぜか私の目には酒のつまみにしか見えないのはなぜでしょうか?ビールに実によく合いそうです!
そして、最後にトリを飾るのはやはりこちらですね。
ISSで「日清焼そばU.F.O.」を食べる!まさにピッタリです。それにしても、この画像、日清食品さんノリノリですね!
ちなみに、JAXAの宇宙食として認証を受けるためには、厳しい審査基準をクリアーしなければなりません。あらためて各社の技術力の高さがうかがわれます。
まとめ
11月15日(日)午前9時49分、いよいよ野口さんがケネディ宇宙センターからクールドラゴン宇宙船に乗ってISSに向かいます。
この打ち上げの模様はJAXAにて生配信されます。(by JAXA)興味のある方は、是非、ご覧になってください。
配信先:
https://www.youtube.com/watch?v=sCskOyxvCYU
ケガや病気などせずにまた元気に地球に戻ってきてくださいね。ガンバレ野口さん!
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