初めてWeb制作会社へホームページを依頼する際、何を準備すればいいのか右も左も分からない方が多いかと思われます。これからホームページ制作依頼を考えている方、これを用意していると打合せも制作もスムーズになるので簡単ですがいくつかご紹介したいと思います。
もちろん分からなくてもしっかりプロがサポートいたしますので、必ずしも覚えておかなければならないと言う訳ではございません。頭の片隅にでも置いていただければ幸いです。
依頼をする前に準備すべきコト
弊社の場合はお問い合わせいただいたのち、一度どういったものを作りたいのか?予算はどのくらいなのか?などなどお伺いするため打ち合わせを行います。
コンセプトや目的
・ホームページの目的を明確にしてください。例えば、商品やサービスの販促、情報提供、オンラインショップの構築などです。
・ターゲットオーディエンスを定義し、彼らのニーズや期待を理解するために、顧客プロフィールや市場調査などの情報を準備してください。
・自社のブランドやメッセージをホームページに反映させるために、ロゴやスローガン、カラーパレットなどのブランディング素材を用意しましょう。
コンテンツ
・ホームページに掲載するコンテンツを整理してください。これには、会社概要、製品やサービスの説明、価格情報、サービスエリア、よくある質問、お問い合わせフォームなどが含まれます。
・テキストコンテンツとして、各ページの文章やキャッチコピーを用意しましょう。明確で伝わりやすい言葉を使い、情報を分かりやすく整理します。
・画像や写真は、自社の製品やサービス、スタッフの写真など、ホームページの目的に合わせて適切なものを選びましょう。高品質で著作権フリーの画像を使用することが重要です。
デザインのイメージ
・ホームページのデザインについてのイメージや要望を制作会社に伝えるために、ウェブサイトのデザインの参考資料を準備してください。これには他社のウェブサイトやデザインのスクリーンショット、カラースキームやフォントの好みなどが含まれます。
・もし特定のデザイン要素やレイアウトのアイデアがある場合は、それらを具体的に共有しましょう。例えば、特定のメニュー構造、ヘッダーとフッターのデザイン、ビジュアル要素の配置などです。
予算と期限
・プロジェクトの予算と期限を明確にすることは重要です。予算に合わせて制作会社とのコミュニケーションや提案を行い、見積もりと作業スケジュールを調整するための基準となります。
・ホームページの納期も提案する際に伝えておきましょう。制作会社はそれに基づいてスケジュールを立てることができます。
ドメインとホスティング
・ホームページを公開するためには、ドメイン名(ウェブサイトのアドレス)とホスティング(ウェブサイトのファイルやデータを保存するサーバー)が必要です。
・既にドメイン名やホスティングを所有している場合は、その情報を共有しましょう。制作会社が必要な設定や手続きをサポートできます。
・まだドメイン名やホスティングを持っていない場合は、制作会社に相談して適切なドメインとホスティングを選ぶことができます。彼らは登録手続きや移管手続きをサポートしてくれるでしょう。
サイトマップ
・サイトマップは、ホームページのページ構成や階層関係を示す図表です。これにより、ユーザーがサイト内をナビゲートする際の使いやすさや情報の整理が促進されます。
・サイトマップを作成する際は、各ページのタイトルやメインコンテンツをリストアップし、それらの関係性を明確にします。階層構造やサブページなども含めて、ホームページ全体の構成を把握できるようにしてください。
ユーザーエクスペリエンス(UX)に関する情報
・ユーザーエクスペリエンスは、ユーザーがウェブサイトを利用する際の体験全体を指します。制作会社に提供する情報には、ユーザーのニーズや期待、行動パターン、ユーザーフロー(特定の目的を達成するための手順)などが含まれます。
・UXに関する情報は、顧客プロフィールやマーケット調査、既存のユーザーフィードバックなどから収集することができます。これにより、ユーザーフレンドリーなホームページを作成するための指針となります。
ロゴや画像のファイル
・ホームページに使用するロゴや画像の元ファイルを制作会社に提供してください。元ファイルは通常、ベクターフォーマット(例: .ai、.eps)または高解像度の画像フォーマット(例: .png、.jpg)で提供されます。
・元ファイルを提供することで、制作会社は必要なサイズや解像度に応じて画像を最適化し、ホームページに適切に組み込むことができます。また、元ファイルを利用することで、将来の修正や再利用が容易になります。
コピーの編集権限
・コピー(文章)の編集について、自社で承認や修正が必要な場合は、その手順や担当者を制作会社に伝えてください。これにより、制作会社は最終的なコピーを組み込む際に、正確な情報を反映させることができます。
・コピーの編集に関して、言語のスタイルガイドやブランドメッセージのガイドラインがある場合は、それらのドキュメントも提供することが望ましいです。
リンクや連携するサービスの情報
・もしホームページが他のウェブサービスやプラットフォームと連携する場合(例: SNSアカウント、外部の予約システムなど)、それらの情報や設定に関する詳細を制作会社に提供してください。
・連携するためのAPIキー、認証情報、連携方法など、必要な情報を共有することで、制作会社は適切な統合や動作を実現することができます。
ユーザーテストやフィードバックの計画
ホームページの制作プロセス中や完成後にユーザーテストやフィードバックを取得することは重要です。ユーザーテストに必要な準備事項には以下が含まれます。
・テストするためのユーザーグループの特定や選定
・テストシナリオやタスクの作成
・テストの実施予定や場所の計画
・フィードバックの収集方法や分析手法の検討
ホームページを制作依頼をする際の注意点
制作会社の選定
制作会社の実績や評判を調査し、信頼性や専門性を確認してください。ポートフォリオや顧客のレビューを参考にすると良いでしょう。また、制作会社の提供するサービスや技術、スキルセットを確認し、自社の要件とマッチしているかを確認してください。
コミュニケーションの明確化
制作会社とのコミュニケーションを明確にしましょう。プロジェクトの目標や要件、予算、納期などを詳細に共有し、意思疎通を図ることが重要です。また、進捗報告や定期的な打ち合わせのスケジュールを確定し、制作の進行状況を把握するためのフィードバックループを確保しましょう。
ホームページのデザインとコンテンツ
制作会社に対して、ホームページのデザインやコンテンツに関する明確な指示や要望を伝えてください。ユーザビリティやブランドメッセージに基づいたデザイン、適切なコンテンツの提示を重視しましょう。同時に、ホームページがユーザーに提供する情報や機能についても検討し、必要な要素を制作会社と共有してください。
レスポンシブデザインとモバイルフレンドリー性
ホームページは、さまざまなデバイスや画面サイズに適応できるレスポンシブデザインを採用することが重要です。モバイルフレンドリーなデザインは、ユーザーエクスペリエンスの向上やSEOの観点からも重要です。
SEO対策
ホームページが検索エンジンで見つかりやすくなるように、制作会社と協力してSEO対策を行いましょう。適切なキーワードの選定、メタタグの最適化、ページ速度の最適化など、SEOに関する要件を共有してください。
テストと品質管理
制作が進むにつれて、ホームページのテストと品質管理を行うことが重要です。リンクの動作確認、ブラウザ互換性のテスト、ユーザビリティのテストなど、適切なテスト手法を取り入れてください。
著作権とセキュリティ
制作会社との契約や取引において、著作権や知的財産権についての取り扱いに注意しましょう。また、セキュリティ対策やプライバシーポリシーについても適切な措置を講じるようにしましょう。
以上が、ホームページを制作依頼する際に注意すべき点です。これらの要点に留意することで、円滑なプロジェクト進行と満足のいくホームページの制作が期待できます。
「とりあえず今のホームページをどうにかしたい」、「ホームページで何が出来るの?」等、漠然としたお問い合わせでも構いません。WEBのプロの目線から、私たちにできることをご提案します。
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