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タイで3人の大学生、コロナに悲観し自殺を図る

タイにて痛ましい事件が起きました。コロナウイルスによるストレスのため、大学生3人がラマ8世橋から飛び降りを図り、うち二人が死亡しました。

20歳の二人の女性はすぐに引き上げられましたが、うち1人は現場で死亡が確認されました。救急隊は残り1人を探すため2時間を費やし、後に遺体を回収しました。
3人の女性はいとこ同士で、大学近くのアパートで一緒に暮らしていたとのことです。

タイでは近年、自殺率が問題になっていました。
2016年には人口10万人あたりの自殺数が東南アジアで最も高い数値でした。
更にコロナウイルスにより、経済的に大きなダメージを受けています。
もともと観光で成り立っている国であり、多くの人が観光客をもてなしたり、物を売ったりすることで生計を立てています。
更に、医療制度やホームレスへの対応等も決して整っているとは言えません。

タイ政府は、もしコロナウイルスの感染者数が減少しない場合、公共交通機関を止めると宣言しています。しかし、貧困層への支援策等がでてこないため、あるしゅ国民には脅しと取られているようです。

3人の大学生が、具体的にどのようなことを悲観し自殺へ至ったかは明らかになっていませんが、そういった背景も一因となった可能性は高いです。
日本でも経済的な問題は取り沙汰されていますが、助成金や生活保護等、保険制度等、あらゆるセーフティネットがある環境は、世界から見たら相当に幸福な民と見えているかもしれません。

しかしながら、もしあなたが毎日のコロナウイルスに関するニュースで、心を痛めているならば、一旦そういった情報から離れることをおすすめします。
ストレスはコロナウイルスより多くの人を蝕んできました。またストレスを体が感じると免疫系も弱くなります。

厚生労働省はこころの相談窓口を設けています。 1人でいることを求められていますが、孤独であることは避けなければいけません。強くストレスを感じる際は勇気を出して助けを求めてください。

参照:Covid-19からのストレスで大学生が川へ飛び降りる(タイ語)

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