新規感染者減少に
皆さん、コロナウイルス感染防止のため、あらゆる活動を我慢されておられるかと思います。
その成果がついに出始めました。新規感染者数は日に日に下がってきています。
もちろんまだまだ自粛は続きます。下がってきたからと行って不要不急の外出はしないでください。今までの努力が水の泡になります。
しかしそれはそれとして、減少に転じたことは喜んで良いのではないでしょうか。
(19:34 なお先程東京都で新たに112人の感染者が確認されたとのことです。おそらく減少自体は打ち止めになるかとおもいますが、グラフが右肩下がりできていることは確かです。希望を持ちましょう)
終息に「成功した国」がでてきた希望
上手く行っている国はまだ少ないですが、先をゆく成功例もあります。
台湾では、26日・27日の新規感染者が0人でした。
【台北=伊原健作】台湾で新型コロナウイルス対策を統括する陳時中・衛生福利部長(厚生相)は27日、感染拡大が収まってきたため、防疫措置の緩和の検討に入ったと表明した。新規感染者は同日まで2日連続でゼロとなり、それ以前も1日数人程度だった。海外などからの流入を除いた「本土感染」は15日連続で確認されておらず、社会の正常化を模索する。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58539760X20C20A4EAF000/
重要なのは「本土感染」が15日連続で確認されていないことです。
2週間以上本土感染が確認されなかった場合、国内に感染者・クラスターが存在する確立はかなり低くなります。これはコロナとの戦いにおける一つの目安です。
経済活動再開へ、台湾は一歩踏み出せるかもしれません。
またその他でも少しずつ朗報が発信されています。
オーストリアでは罰金付き(約42万円)の外出禁止令が出され、一部スーパー以外はすべて閉店するように命令が下っていました。しかし感染者数が低下してきたため、4月14日に一部店舗では営業の許可が出ました。
(ただし未だマスク着用命令等、厳しい雰囲気は保っています)
ただし「開放ムード」は危険 必要なのは「段階的開放」
重ねていいますが、まだ外出しないでください。
明るい気持ちになるのはいいことです。しかし、これまでの努力が実を結ぶか否か、今が大事な時です。
例えばシンガポールでは、当初感染者数の少なさから【模範的な国】としてWHOから称賛されていました。
しかしながら現在10万人あたりの感染者数ではアジアトップを記録し、日本の総感染者数も追い越してしましました。
日本でも3月以来、新規感染者が0になった日は未だありません。まだまだ全く油断出来ない状況です。今人が集まってしまえば、クラスターが発生する確率は低く有りません。
しかし減少に転じた以上、1ヶ月後には経済活動を再開するストーリーも決して夢物語ではないでしょう。
月次な言い方ですが、それには国民ひとりひとりの努力が必要です。
大規模コンサートや海外旅行はまだしばらく先かもしれない
正直な所、現時点で0になっていない以上、5月6日に緊急事態を終えることは難しいかと思います。
また、何日間か0が続いたとしても、その状態を一定期間キープしなければ、とても安全な状態とは言い難いでしょう。
更に、大規模コンサートや海外旅行は、しばらく難しいかもしれません。ワクチンが出来ていない以上、防御策は取らなければいけませんし、今後世界がウイルスとどう向き合っていくのか、考慮する時間が必要です。
しかし継続できれば、ある程度の日付も見えてきます。
気温や湿度の上昇により、ある程度ポジティブな影響も期待できるかもしれません。
以前別の記事で終息時期について言及した際、「短期的な終息」「中期的な終息」「戻らない変化」それぞれがあることについて記述しました。
「短期的な終息」については、もうすぐゴールが見えそうな位置に来ています。
ゴール地点を確認するまで、そしてゴールにたどり着くまでは、本当につらい競争ですが、必ずゴールはあります。
なにより「家にいる」という制約は、多くの人にとって簡単な競争のはずです。もう少しだけ我慢の時を過ごしましょう。