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インド、2022年度に11.5%の経済成長を予測(IMF) 日本よりも上手くいっているコロナ対策
中国についで人口が多い国家、インド。近年、急激な成長を見せています。
IMF(国家通貨基金)が発表したところによると、景気回復の強い兆しがあるとの予測により、2022年度の成長予測を8%から11.5%にアップグレードしたとのことです。
インドでは2020年、コロナによる封鎖が行われていましたが、封鎖が説かれた後予想以上に経済が回復しているため、2022年の予想も上方修正された形です。
「インドが新型コロナウイルスにうまく対処している」
そのように述べると、疑わしい気持ちになるのもわかりますが、現状確かにインドはコロナの減少に成功しています。
IMFのチーフエコノミスト、ギーターコピナト氏は、「このような(感染者数グラフの)波は見たことがありません。実際、(コロナウイルス)の症例は大幅に減少しており、これも世界の他の地域とは少し異なります」と述べ、驚愕を顕にしました。
実際、インドの人口は日本の10.69倍です(2018年統計)
もし日本と同じ割合で、インドで感染者が出ていた場合、3万人近い感染者数がでることとなりますが、先程のグラフでも示したとおり、インドは1日の感染者数を9千人に抑えています。
日本も世界的に見れば成功している方ですが、インドのほうが明らかに日本より上手くやっているのです。
もちろん、先進国に比べインドの医療体制は、まだまだ圧倒的に足りていません。
統計に漏れ出ているケースもないとは言えないでしょう。
しかし、低中所得国の中では、乳幼児死亡率・妊婦死亡率も比較的健闘している方です。
このままインドがコロナを抑え込み、ワクチンをうまく供給し、高度な経済成長を遂げた場合、世界で驚くべき地位を確立するかもしれません。
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