5月4日、大手半導体メーカーIntelは、イスラエルの交通ナビゲーションアプリ「Moovit」を買収しました。
交通ナビゲーションアプリときけば、日本ではもっぱらGoogleMapを見る人が多数可と思いますが、「Moovit」は電車・地下鉄・バス等の公共交通機関以外にも・自転車・スクーターサービス・配車サービス・カーシェアリング等を駆使し、一番最適に現地へ行ける方法をナビゲーションします。
そして同時に「Moovit」は、あらゆる交通情報をユーザーの利用経路を元に手に入れています。
Intelはこの事業を、同社の「Mobileeye」と紐付けるようです。
「Mobileeye」は衝突事故防止・軽減等で有名ですが、現在「高度運転支援システム」としても有名です。
つまり、自動運転を含んだ最適な交通プランをユーザーに提供し、事故や渋滞等をなくすことで、交通に革命を起こそう、という狙いです。
多くの半導体メーカーは、現在この交通分野に狙いを定めています。
Intelの資産によれば、こういった「モビリティプロバイダー」の市場規模は1,600億ドル(17兆円)にも及ぶとのことです。
コロナ禍により、これまで最も効率がいいとされていた公共交通機関にもリスクが判明しました。5Gも始まった以上、今年から自動運転の分野は大きな加速を見せるものと思われます。