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コロナで訪問者のいない老人ホームにポニーが訪問
イギリスのヨークにある老人ホームは、このコロナウィルスが感染拡大している中、一度もコロナウィルスに感染した住人が出たことはありません。
それは、住人の家族や友人の訪問が制限されていて、建物のガラス越しに訪問者を見ることしかできない状態だからです。
家族や友人の訪問者がいない老人ホームの認知症患者たちは、ポニーが訪問をしてくれて大喜びしました。
このように動物と触れ合うことができることは、とても効果的なペット・セラピーです。
老人ホームのコーディネーターによると、普段は自分の部屋で1日の大半を過ごしている多くの住民は、ポニーと触れ合う機会があると、その後は熱心に他の住人と交流していたようです。
今回訪問したポニーは、モネという10歳の雄で、老人ホームで約1時間過ごしました。
この施設には毎月、様々な動物が訪問します。
90%の住民が認知症を患っていますが、この訪問によって住人の記憶を呼び起こし、考えられない方法で自分自身を表現することまでも、可能にしました。
例えば、10分前に動揺していて泣いていた女性が、ポニーに触れ合った数分後には、とても落ち着いた状態になります。
「静かで交流のない住人でも、他の住人と話すことが多くなり、とても素敵でした。大変な時期にたくさんの笑顔を見ることができて良かった」とコーディネーターは語っています。
このように、動物との定期的な交流は、普段は抑圧されてしまう感情を住民が他人に表現するのに役立ちます。
参照:https://www.goodnewsnetwork.org/horse-visits-uk-nursing-home/
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